エッセイ:エイジング話【2025年6月】

逆走と水汚染は?

 2025年4月26日に栃木県内の東北自動車道上り線で3人が死亡した逆走運転による事故を受け、警察とNEXCO東日本はチラシを配り、「逆走が増えていますので、お気を付けて運転してください。」と逆走防止を呼びかけた。と事故後の5月2日のTVニュースが伝えました。

 この逆走事故を聞き、標識を見落す運転手が逆方向へも侵入できてしまうインターチェンジ内・サービスエリア内からの経路に対し、正直怖いなあと心配しました。なぜなら高速道路で逆走が起こると、避けようにも避けられない正面衝突事故へ至るからです。それは、自らが運転免許更新毎に実施される視力検査クリアに手間取る年代に到達したこともあります。
 私の年代は即座にモノを認知する視力は衰え始め、運転中に標識を見落とすことは在り得ます。ちなみに、運転免許証返納者の年代層では、「70歳代が最も多い」と警視庁が2021年に公表して居ますが、この年代層の人が運転を続けている現実もあります。
 先日地方の飲食店で、運転免許証返納を考えている旨を同年代の人へ話すと、地方では考えられないと即答しつつ高速道路では怖い体験もしたと話されました。
 さて、今回の事故ニュースを詳しく調べると逆走したのは40歳代の運転手で、インターチェンジ内で左折すべき経路標識を見落とし、反対側車線の路肩へ進入し避けようとし衝突事故を起こしました。不幸にも、この事故後すぐに発生した交通渋滞の最後尾部で大型トラック運転手が停止できず、乗用車へ追突した複合事故も起こったのです。
 翻って、3人死亡事故が起ころうとも、反対車線へ進入可能な経路を遮断することは実施されない現実が在ります。

 

 

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