英国周遊ドライブ旅行記 2025【第1回】

全体計画と総括

はじめに
昨年3月末のシオノギファーマ(株)退職で、約40年間の激動の製薬業界の現役引退後、長年の夢であった「自らの運転による米国横断ドライブ」について、10回に亘り本GMP Platformに月一で連載してまいりました。実は、御年65歳でまだまだ元気な私は、この10回の連載執筆中に、業界への恩返しとしての顧問業を開始するとともに、次なる旅の標的を探しておりました。今回は少々規模を縮小しながらも、昨年と同じ時期に英国周遊(半周ですが…)ドライブを計画、敢行しましたので、その概要についても連載することになりました。前回同様、皆さんの仕事・プライベート等何かのお役にたてば幸いです。

写真1 英国周遊ドライブ
左:ロンドン(ヒースロー空港)でのレンタカー会社にて(2025.5.28)
右:英国南西端の海岸Lands’ End にて(2025.6.1)

1.全体計画と準備
 まず、英国を選択した理由は3つあります。第1の理由は英語圏だからです。言葉が通じる、道路標識が読めることが最低条件になりますので、近場の中国や2年間の駐在経験のあるタイでもダメです。第2は、21年前(2004年)に個人旅行で行ったのですが、その際に行ききれなかった箇所(特に、ウェールズを含む南海岸線)に行きたかった事、第3の理由は、Beatlesの聖地リバプールで、Beatles一色の夜を過ごすことです。実は、昨年の米国横断旅行の途上(東海岸到達が見え始めていた頃)で、これが成功すれば次は英国と考え始めていたので、帰国後1か月程度で、本当にそうしようと家内とも相談して決めたという単純なストーリーです。心に決めると即アクションと、米国の時と同様、まずは日程を決めることから始めました。実際には往復の航空券を確保することで自動的に日程が決まるのですが、この2回目の旅行の前提条件も前回とほぼ同様で、以下のように考えました。

1) 季節のよい、時間的な余裕を持てる期間、ただし顧問業の障りにならないタイミング
2) できるだけ経済的に、できるだけフレキシブルに
3) 自力でのホテル予約、レンタカーの運転(自ら計画し、旅行会社には頼まない)
4) 通信・連絡網は確実に
5) 安全第一、無事故無違反で(スピード違反要注意、飲酒運転厳禁、日中の運転に限定)
 

 昨年の米国横断(5/28-6/28)後、上記をベースに基本構想を練り、航空券を手配したのは昨年8月のお盆明けでした。昨年とは違い、顧問業もささやかに始めていたこともあり、日程は2週間程度と控えめにし、少し残っていたマイレージ使用を当て込んだことで日程の選択肢は狭まり、えいやと気合で2025年5月28(水)~6月11日(水)の2週間と決めてしまいました。購入したのは、伊丹~羽田~ロンドン(ヒースロー空港)のエコノミー往復券(ANA)2人分で、米国のとき同様、空港でレンタカーを借り、自由に周遊することにしました。その後、英国内の大まかなルートを考え始めたのはレンタカーの予約手配をした年明けの3月頃で、21年前に訪れた北部スコットランドには行かず、最北は”嵐が丘”のハワースとし、ロンドン(ヒースロー空港)を起点として南下し、ウェールズ、リバプール経由でヒースロー空港に舞戻ることにしました。

また、過去に行ったことがあり、交通渋滞、人混みが予想されるロンドン市内には入らないことにしました。さらに、この1年間に日経新聞で掲載され、記憶に残った英国関連コラム(写真付き)の場所(3か所)に行き、その掲載写真よりも良いものを撮ってくることを密かな追加目標として、ルートを決めました。途中の宿泊地(初日、2日目&リバプール2泊のみ日本での予約、その他はオンサイトでのネット予約)、経由地はその場その場で決めることにしたのは、米国横断の時と同様です。特に、この旅の大きな目標の1つ、リバプールでのBeatles三昧に関しては、制約がありました。すなわち、人ができるだけ少なく、安全で夜遅くまで飲んで遊べるように、市内平日宿泊とすることです。そのために最初から6/4(水)、6/5(木)の2泊のみは、リバプール市内でお目当てのCarvan Clubに徒歩で行ける範囲のホテルを事前予約しました。

 

 

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