面白エピソードからみる輸送物流【第6回】

 さてワシントン条約の出荷もスムーズになり冬が過ぎて3月の春の声を聞こうかという頃に、まず新宿支店と東新宿営業所を統合して新宿支店となり、新しい新宿支店の場所を旧東新宿営業所にして旧新宿支店は輸入支店の事務所となったのです。
新しい新宿支店は新宿3丁目駅から徒歩5分、花園饅頭の近くで新宿西口の高層ビルにあった某時計ブランドまでは遠くなったのですが、ずっと地下を通って新宿西口の高層ビルまで行けたので、雨の日とかは遠くなったにも関わらず濡れないと利点がありました。
で旧新宿支店の支店長はそのまま輸入支店の支店長となり、新新宿支店長はなんと…
筆者が入社時に研修に行った原木の通関部署の責任者をやってた方で、面識のある方が支店長だったので非常にやりやすかった環境にホッとしたのでした。

 3月の半ばに支店長に呼ばれ4月から新入社員を1名付けるからしっかり教えるようにと言い渡されるのでした。
筆者に仕事を教えてくれ、香港に手伝いに行った先輩は帰国後は某時計ブランドの担当に戻ることなく他のお客を担当していたので、筆者は単純に楽になると喜びながら、『となると今年の秋に香港に自分が行くのかな???』
なんて思いながら過ごしており新人君も筆者と同じく1か月原木にあるTACT、成田での研修をして5月に筆者の下に付くことになったのです。
 この新人君がさわやか青年を絵にかいたようなさわやか君で、とりあえず筆者が手取り足取り仕事を教えたのですが…
 実は筆者はこの当時某時計ブランドのあまり接点が無い(全くない訳ではない)部署の女性とお付き合いをするようになっていて、そんなところまでマネをしたのかは不明ですが彼は毎日頻繁にやり取りをする女性社員さんと付き合い、結果結婚するまでに至りました。
 何もこんなところまでマネしなくてもと思いながらも、非常に仕事を覚えるのが早く優秀なのもあり、なんと9月の時点でしばらく香港に行って香港の業務を手伝って欲しいと告げられ、香港に行くことになったのです。
 ちなみに筆者がお付き合いしてた方とどうなった???
 という突っ込みは受け付けませんのであしからず…

 9月になり香港に2か月近くの予定で旅立ったのですが、香港に付いて空港に香港法人のGMが迎えに来ててくれて、先ずは香港の事務所に連れて行かれました。
 ここで現地法人の社長で怪獣みたいな風貌で大柄なH社長に挨拶をして話をしたのですが、妙に優しいんですよ!!!!
 日本では結構厳しく(自分には甘いと注釈は付いていましたが…)面倒な人だと聞いていたのですが全然違うと言う印象でした。
 *だいぶ後にこの人の本性見たりという事が発生して初めて当時の常務(次期社長は既定路線になってた)の縁故入社だから優しくしていたと納得したのです。

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