厚生労働省/ICH M7(R1) 補遺を発出

2018/06/28 ニューストピックス

6/27付で厚生労働省医薬・生活衛生局医薬品審査管理課から薬生薬審発0627第1号「潜在的発がんリスクを低減するための医薬品中DNA反応性(変異原性)不純物の評価及び管理ガイドラインについて」の一部改正について」が発出されています。
 
ICH M7(R1) のことです。
 
EMA・米国FDA・カナダHealth Canadaは既に発出されていますので、これで本邦も足並みを揃えたということになります。
・EMA:2017年7/27付GMP Platformトピック「EMAICH M7(R1) 補遺を発行
・米国FDA:2018年3/14付(3/15付追記更新)GMP Platformトピック「米国FDAICH M7(R1) 補遺を発行
・カナダHealth Canada:2018年5/1付GMP Platformトピック「カナダHealth CanadaICHガイドラインM7(R1)を含む3点を採用
 
関係者及び興味のある方は、下記URLのガイドライン通知をご参照ください。
http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T180628I0010.pdf
 
また、本ガイドライン補遺の発出に伴い、パブコメ時に出されたご意見「ICH M7R1):潜在的発がんリスクを低減するための医薬品中 DNA反応性(変異原性)不純物の評価及び管理ガイドライン補遺案に関する御意見・情報の募集について」に対して寄せられた御意見等についてについても公表されています。
興味のある方は、下記URLのパブコメ結果をご参照ください。
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495150227&Mode=2
 

執筆者について

古田土 真一

経歴

GMDPコンサルタント(Pharmaceutical Quality Science Advisor)

1979年より田辺製薬(株)(現田辺三菱製薬)にて合成探索研究、プロセス・工業化研究、CMCプロジェクト開発、治験薬QA、コーポレートQAを歴任。2008年より武州製薬(株)にてQA/QCの管理監督。2009年より中外製薬(株)にて治験薬・医薬品のQA業務・品質システムを改革推進。2013年よりアステラス・アムジェン・バイオファーマ(株)にてCMC・Supply Chain・QAの長として業務構築。2015年より三井倉庫ホールディングス(株)にてヘルスケア製品の事業開発アドバイザーとして業務構築。2015年9月より (国立研究開発法人) 国立精神・神経医療研究センター/トランスレーショナル・メディカルセンター臨床研究支援部アドバイザーとして医薬品開発を、また2022年11月からジェダイトメディスン(株)の品質アドバイザーとして医薬品上市を支援中。
医薬品の開発から上市・保管・流通までを品質の側面から一貫した経験を活かし、GMDPコンサルタントとしてGood Practicesの支援依頼に対応中。

※このプロフィールは掲載記事執筆時点での内容となります

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