【厚労省発表、医薬品産業競争力強化総合戦略】ASTROM通信<82号>

2016/07/05 製造(GMDP)

株式会社プロス発行のメールマガジン『ASTROM通信』のバックナンバーより記事を抜粋し、一部改編をしたものを掲載いたします。

本稿は【2015.9.15】に発行されたものです。
記事の原著は、こちらでご確認下さい。 ASTROM通信バックナンバー


こんにちは
ASTROM通信担当の橋本奈央子です。

朝夕日ごとに涼しくなってきましたが、いかがお過ごしでいらっしゃいますか?

さて、ここ最近のメールマガジンでは、ヨーロッパ、アメリカの規制動向を取り上げてきましたが、今回は、9月4日に厚生労働省が公表した医薬品産業競争力強化総合戦略について取り上げたいと思います。

最後までお付き合いいただければ幸いです。

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医薬品産業競争力強化総合戦略の概要
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今年の6月、「後発医薬品の数量シェア目標を2018年度から2020年度末までの間のなるべく早い時期に80%以上とする」という閣議決定がされました。

これにより、後発医薬品メーカーには、今まで以上に後発医薬品の質と量の改善、先発医薬品メーカーには、先発品の国内市場の縮小への対応が求められることとなりました。

厚生労働省は、後発医薬品80%時代に備えて、2015年8月24日に、医薬品産業の競争力を強化するための総合戦略を「革新的医薬品・医療機器創出のための官民対話」として発表し、更に2015年9月4日に、戦略の全文「医薬品産業競争力強化総合戦略」を公表しました。

この「医薬品産業競争力強化総合戦略」には、
・「国民への良質な医薬品の安定供給」
・「医療費の効率化」
・「産業の競争力強化」
を実現するため、
・「イノベーションの推進」
・「質の高い効率的な医療の実現」
・「グローバルな視点での政策の再構築」
を基本理念とする医薬品産業の競争力強化に向けた緊急的・集中実施的な戦略が書かれています。

この中で気になった、「医薬品産業の将来像」と、「新バーコード表示の必須化」について、次の章で取り上げていきます。

概要
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10807000-Iseikyoku-Keizaika/0000096427.pdf
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10807000-Iseikyoku-Keizaika/0000096428.pdf

詳細
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10807000-Iseikyoku-Keizaika/0000096426.pdf

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執筆者について

橋本 奈央子

経歴 株式会社プロス CSマネージャ
製薬企業向け生産管理システムの導入、バリデーション作業に従事。
コンピュータ化システムバリデーションにマンパワーをかけられない中小の製薬企業にて、バリデーション作業支援を実施。
規制当局のサイト等から、最新の規制動向や指摘事例を収集し、月2回ASTROM通信にてご提供。
※このプロフィールは掲載記事執筆時点での内容となります

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