エッセイ:エイジング話【第29回】

緊張感!

 この1年あまり町を歩くにも緊張感を持つようになりました。2020年の正月明けに、東京浅草界隈へ出かける用事がありましたが、浅草寺(せんそうじ)の雷門(かみなりもん)付近には、外国観光客の姿も見受けられました。普段なら用事の後に界隈を散策し馴染みのうなぎ屋さんへも寄ったのですが、早々に帰途につきました。
 1月下旬に、羽田空港からの国内便で地方空港へ行きました。ダイヤモンド・プリンス号が横浜に停泊した少し前です。この地方空港では、海外便からの到着客と国内客との動線が区分されておらず空港内での飲食は避けました。
 あれ以来1年あまり、外出時は人と対面方向での接触を避けての外出を続けました。マスク付けて自宅を出発し事務所へ向かう時間帯は、早朝もしくは10時過ぎに、道は駅へ向かう通勤通学者と対面しない経路を、自転車の通勤通学者、ジョギングや犬の散歩の人とも、できるかぎり接触がない経路を選び挨拶も控えました。
 新型ウイルスは基礎疾患を誘発するとの報告もあり、この歳になり持病のない人は稀人(きじん)であります。不幸にして亡くなったコメディアンと同世代としては、こと慎重にならざるを得ません。
 ひたすら、工房で粘土(ねんど)を練って居るときを除き緊張感を持った行動の日々が続きます。それも医療看護の現場に携る方々に比べれば、さほどの緊張感ではないと思います。1ケ月半先ではありますが、高齢者先行のワクチン接種の予約が取れました。
 さて、朝のラジオから「緊張感の欠如」という言葉を耳にしました。大手銀行のシステムトラブルについての解説です。

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