エッセイ:エイジング話【第24回】

電気自動車に憧れ
小池東京都知事は2020年12月に、「乗用車は2030年までに、二輪車は2035年までに、ガソリンエンジンだけの車をなくし、すべてを電気自動車や燃料電池車にする目標を掲げる」と表明しました。また、「温室効果ガスを出さないゼロミッションへの取り組みを進めることは、気候変動に立ち向かう世界の大都市共通の責務だ」と述べました。
時間軸をさかのぼると、3代前石原東京都知事時代にも、トラックの排ガスと騒音規制条例を施行し、併せてキョエちゃん仲間達を退治するのにも熱心だったと覚えています。
カラスの鳴き声を、トラック騒音と同様に扱うかは意見が分かれる好き嫌いの範疇と思いますが、キョエちゃんはこの時のことをしっかり覚えていて、「天敵!」と現在も出演するNHKの番組で叫んでおりました。
神奈川県大磯町高麗山の麓で仕事をしていると、日暮れ時に、ねぐらへ向かうカラスの群れと遭遇しますから共感を覚えてしまいます。キョエちゃんと私は、同世代を生きエイジングした共感があるのかもしれません。

これまで私は大都市近くに住み、車を所有しないできました。今は山麓にある仕事場へ通うのは2輪車で3台を所有しています。荷物運搬用・麓から町へ昼食時用・悪路用と使い分け、その内の1台は腰に負担が少ない電動アシスト式です。
ところが、車を所有しない方針が良かったのか反省する事態が発生しました。早朝に家族が火傷したときタクシーのコールセンターからは、30分は掛かると返事があり咄嗟に「どうされますか?」と言われ、救急車を呼ぼうか当惑しつつ「車があったらなー」と後悔しました。
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