エッセイ:エイジング話【第12回】

蒸留器と不溶性微粒子の蓄積

 年を重ねると疲労が滞りやすく回復もおそくなります。ストレッチや散歩で体を動かし疲労の蓄積緩和をはかりますが、腰などに溜まるようになります。満杯になる前にリフレッシュできたらと思いますが、疲労蓄積回避は永遠の健康テーマです。 
 さて今回は、ステンレス製の蒸留器内に蓄積が懸念される異物についてお話しします。特に、多重効用缶式蒸留器のニッチな部分に堆積する異物対策を話題にします。
 要は、蒸留器内で発生する異物が溜まることなく系外に排出されれば良いのです。やかんでお湯を沸かしていると、しだいにやかんの液面近くにスケールが付着します。やかんはタワシで擦って取り除くことができます。
 単効用缶式蒸留器の場合は、蒸発缶内部を点検し汚れがあればやかんと同様に洗浄することを行っていました。ところが、省エネタイプである多重効用缶式蒸留器は、複雑なしくみのため点検が困難となり外部からCIPを行うようになりました。
CIP: 定置洗浄法(分解することなく設置した状態で洗浄する方法)
 一方で、蒸留器は水を蒸発させ凝縮させるときに水滴を同伴させないことがポイントです。

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