通訳あるあるネタ【第13回】

通訳者になってからよく聞かれることは、「バイリンガルなら通訳はできますか?」通訳者は帰国子女ばかりだと思われていますが、海外在住経験ゼロでも優秀な通訳者は大勢いらっしゃいます。それは、通訳者=英語がペラペラということだけではないからです。流暢な英語が話せることはもちろん強みにはなりますが、通訳者に必要な資質はそれだけではありません。自分の考えを英語で伝えることと、他人の思考を言語化することは、同じではありません。私たち通訳者は、スポーツ選手、エンジニア、研究者、医者、俳優、ミュージシャンなど、さまざまな専門家の思考に追随し、メッセージを解釈して、聴衆に伝えなければなりません。自分たちの裁量で足し算・引き算することなく、彼らが持つエネルギーやパッション、人間性を体現する言葉を、一瞬で別言語に置き換えなければなりません。ドアが閉まる直前の電車に飛び乗るようなスリリングな毎日ですが、これまでの人生で培ってきたデータベースからパーフェクト・マッチな言葉をつかんだときの喜びは、例えようがありません。

執筆者について

経歴 ※このプロフィールは掲載記事執筆時点での内容となります

連載記事

コメント

コメント

投稿者名必須

投稿者名を入力してください

コメント必須

コメントを入力してください

キーワード検索

セミナー

eラーニング

書籍

CM Plusサービス一覧

※CM Plusホームページにリンクされます

関連サイト

※関連サイトにリンクされます