食の文化と音の文化【第1回】

 エンジニアは、技術だけではなく、スポーツを好み、芸術(文化)を愛せるようなバランス感覚を持つことが重要であるというのは、私の定説である。そこで、芸術とまでは言えないが、主として「食の文化」と「音の文化」について、思うに任せてキーボードをたたくことにした。またこの2つの文化以外にも「人と触れ合う文化」や「ファッション文化」にも触れていく。

1. 「食の文化」と「音の文化」の共通点  
 ここでの「食の文化」とは料理に関すること、「音の文化」とは音楽に関することを意味する。不思議なことに両者の共通点がいくつかある。
 
 まず、どちらにもお酒がつきものである。料理に合うお酒は、料理により異なる。一般には日本料理には日本酒、中華料理には紹興酒、イタリアンにはワインというのが定説である。しかし、昨今では日本料理に合うワイン、イタリアンに合う日本酒といった組み合わせもある。肉には赤ワイン、魚には白ワインというのが定説であるが、美味しく楽しめるなら何でも良いと思う。いずれにしろ、料理を食べる楽しみを更にグレードアップするのがお酒である。
 
 一方、音楽とお酒はつきものである。音楽とお酒の組み合わせについてはあまり聞いたことが無いが、ジャズやロックを聞きながら、ウィスキーやブランデーを嗜むのは最高である。シャンソンにはワインかな?? アイルランドのパブでは、アイリッシュ音楽とギネスビール、ラテン音楽にはテキーラということになるが、いずれにしろお酒の種類は飲む人の好みで何ら問題はないと思う。お酒と音楽は相乗効果をもたらすことは間違いない。ここまで記載したが、お酒を飲まれない方には、申し訳ないことを断っておく。
 
 次の共通点は、どちらにもシナリオがある。料理には、前菜に始まって最終のデザートまでの一連のシナリオが存在し、料理人の見せどころでもある。一方、音楽にもシナリオがあり、ステージの1曲目からフィナーレに至るまでの選曲を如何にするかによって、観客へのインパクトは異なってくる。例えば、私の場合は、オープニングにインパクトの強い曲をまず選曲する。また途中の曲については、アップテンポとスローな曲はバランスよく並べるといったようなことを考えている。
 
 三番目の共通点は、どちらも想像力の豊かさが必要である。料理の味付けはレシピどおりに行うだけではなく、より上を目指すにはこの具材や調味料を加えるとどのように味が変化するかという想像力が必要である。一方、音楽についても楽譜通りに弾くだけではなく、アレンジやアドリブ(即興演奏)といったものを加えることが必要になる。クラシック音楽には、アドリブという概念はないが、同じ楽譜でも演奏者による解釈によって曲想は異なってくる。いずれにしても、料理も音楽も初歩の段階では、真似事から始まる。料理本のレシピのとおりに調理することから始まる。音楽も最近ではいろいろな楽譜が出回っており、とにかくそのとおり弾くことから始まる。私が音楽に触れ始めたころは、楽譜もあまりなく、とにかくレコード(CDではない)を聞いて、不完全ではあっても演奏者のコピーを行うことから始まった。
 
 四番目の共通点は人を歓ばせ、また自分自身も楽しめることである。どちらも、デートの時には重要な切り札の一つである。

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