エッセイ:エイジング話【第25回】

重い10年

「十年歳をとらない人には勝てない」とドラマで脇役に言わせた脚本家がおられます。この凄いセリフは、エイジングテーマに欠かせないと思い取り上げます。
 NHK仙台が制作し2021年3月6日22時半からNHKBS1で放映された「ペペロンチーノ」という題のドラマのクライマックス・エンディング部分で、脚本家一色信幸氏はグルメレポーター役に、レストランのオーナーシェフ役の主人公に対し冒頭のセリフを言わせました。

~東北地方に限りNMK地上波で再放送が決定したペペロンチーノ
 主人公は、10年前に発生した東日本大震災で妻を亡くした設定ですが、ドラマ中では、このセリフが発せられるシーンまで、あたかも妻と二人でレストランをやっているように見せ、ペペロンチーノをレストランのメニューとして採用するに、何度も妻に試食してもらい、これならと妻の舌に頼ったというストリーなのです。ペペロンチーノは、シンプルゆえに最も難しいパスタ料理だと主人公に言わせます。
 

ペペロンチーノ

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