業界雑感 【2020年10月】

「フェアレディZ」の次期モデルのプロトタイプが公開された。新型Zは7代目2008年以来のモデルチェンジとなり、来年後半に発売される見込みとのことである。初代フェアレディZは1969年にデビューし、1978年にモデルチェンジされている。当時はロータス、ポルシェやフェラーリ、ランボルギーニ、マセラティといった世界中の著名なスポーツカーが多数登場していわゆるスーパーカーブームの火付け役となった「サーキットの狼」のなかでもで、トヨタ2000GTと並び日本を代表するスポーツカーとして描かれており、直列6気筒エンジンを搭載したロングノーズ・ショートデッキのスタイルにあこがれたものである。自動車のモデルチェンジではスタイルの良し悪しや好き嫌いはともかくとして、一般的に動力性能や安全性能は向上していく。フェアレディZ がデビューした年の翌1970年に交通事故死者数が史上最悪の1万6,765人を記録したのに対し、2019年は3,215人と右肩下がりに減ってきているのも自動車の安全装備の進展と無関係ではないだろう。
コメント
/
/
/
コメント