非無菌エリアでの微生物モニタリング

2020年1/28付のGMP Publishingが「Microbiological monitoring in non-sterile areas」と題する抄録を掲載しています。
 
GMP-BERATER Tage 2019でのGMP対談の要約とのことですが、非無菌エリアでの微生物モニタリングに関する内容です。
 
「非無菌エリアでのクラスDレベル(Class 100,000)の微生物管理は過剰」としていますが、一方で、「製剤にも依存するため、そのリスクを鑑みるべきで、多大なる不確実性(great uncertainty)がある」と逃げた結論と思えます。
 
個人的意見で恐縮ですが、クラスDレベルの微生物管理の必要性(不要とする場合)については、当該エリアの実態としての管理状況とそこでの製造品目(目的とする投与形態や剤形)のリスクアセスメントが適切に実施され、科学的に不要としうる根拠があることが前提と考えます。
形式だけで実質的には中身の薄いリスクアセスメントをするくらいならば、いっそクラスDとして管理してしまう方が、後腐れなく説明し易いように思います。
 
興味のある方は、下記URLの抄録をご参照ください。
https://www.gmp-publishing.com/content/en/gmp-news/gmp-newsletter/gmp-logfile-lead-article/d/1465/gmp-logfile-04-2020-microbiological-monitoring-non-sterile-areas
 

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