PMDA/GMP指摘事例速報(オレンジレターNo.18)
2025年1/27付でPMDAから「GMP指摘事例速報(オレンジレターNo.18)を掲載しました」と題して、No.18「多品目を製造する製造所で認められた不備事例」が掲載されています。
今回の不備事例は、企業による監査でも結構頻繁に見受けられるものです。
品目や設備機器ごとの手順書(SOP)を作成するのは手間ではありますが、品目・設備機器ごとである必要があるのであれば「ねばならない(must)」として受け止めるしかありません。
また上司や幹部職員は単純に人手を増員するのではなく、SOPが作成できる者とできない者との認識をもって対応すべきと考えます。
経験から言いますが、その職の経験が豊富でも、SOP作成できない者が存在するのも事実です。
一方で、SOPは用意してあるものの、実際には必ずしもそれに従っていないという事態も少なからずあります。
ただ、(机上の空論で作成したのか否かは測りかねますが)実際の作業行為のほうが合理的といった場合も経験しています。
査察や監査でSOPとの乖離について指摘を受けたから問題だとするのではなく、SOPが正しいのか or 実際の作業が正しいのか、まずはそこから見直すべきと思います。
興味のある方は、下記URLのウェブサイト「品質確保に関する取り組み」ならびにサイト内のNo.18「多品目を製造する製造所で認められた不備事例」をご参照ください。
- ウェブサイト「品質確保に関する取り組み」
- No.18「多品目を製造する製造所で認められた不備事例」
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