「モノづくりの君へ」【第13回】

【第13回】
 職場管理は『日常管理』・あ~る日突然♪ はダメ
 君の決断は社会部の記者の質問 ・疑問に耐えられるか
 最後は"勘"&"感"
 『殿!ご乱心!』と言う部下をつくれ
 他人に厳しく、自分に厳しく
 
 モノづくりのマネジメントを推進する際、実践上必要なことを述べていく。
 
1.職場管理は『日常管理』・あ~る日突然♪はダメ
 職場を管理していくとき気をつけることは「毎日、きちんと」見ていることである。またそれだけではなく、気づいたことをきちんと訂正・矯正することである。しかし「毎日見ている」幹部・管理者はよくいるが、部下や他人に対して、些細なことなどは「まぁこの程度は」と訂正・矯正することをためらう管理者が多い。誰でも人から注意されると良い思いを抱かない。それを慮って嫌われたくない、良い子で居たいからである。特に近年のヤワイ管理者はこれを好まない。しかし、日ごろ何も注意しないで事態が大事になってから大上段に構えても、大ナタを振るおうとしても「時すでに遅し」である。裁判例にもあるが、いつも、短時間ならば遅刻をなんとなく容認している職場では、ある日突然、遅刻を理由に懲戒にはできない(就業規則にあっても)。争いになったとき、日ごろからの職場の有様はどうだったのか、貴君はどんな管理をしていたのかが問われる。職場管理は、あ~る日突然♪(少し旧い唄)はダメなのである。
 また「ある日突然」本人に多大なインパクトのあること(とくに本人にとってネガティブなことや不利益な事柄)を告げてはならない。あらかじめ伝えてあれば本人も対処の方法があるにもかかわらず突然のそのような行為は職権の濫用でもあり、本人にとっても不幸である。(唯一の例外は人事異動だが、それだけに異動については事前の十分の調査と、イザという時の説得性、納得性など理論武装をしておかなければならない)。
 私の経験で、欠勤(有給休暇以上に休む)がとても多い職場があった。調べてみたらこの職場は欠勤に対してきわめて「ルーズ」な管理感覚で、休みたいときに休む、管理者はそれを放置している(日常的に管理していない)職場であった。
 欠勤は職場の人やお客様に迷惑をかける、会社としても生産計画に支障が出る等、欠勤の重大性を説き、もちろん事情等により緊急に欠勤しなければならない時もあるが、日頃の有給休暇はそれらを勘案して計画的にとる、日々の勤務状況を把握するなどを徹底したら職場は矯正された。
 
 また矯正・注意したらそのことをメモでもどんな形でも「記録や文書」にしておくことが必要である。トラブルになったときのエビデンスとなる。さらに自分だけで解決しよとするのではなく、労務管理を専門にする総務とか勤労担当とよく連携をとることである。
 要は、きちんとした職場管理をするには、「日常」の職場管理が大切である。別の意味で「しつけ」ということになろうか。

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