通訳あるあるネタ【第14回】

以下は通訳者の定番トレーニング法ですが、その効果の高さから近年では一般の英語学習者にも広く使われています。実践的な英語力を身に付けたい方は、ぜひお試しください。1つずつ解説します。

1) シャドーイング (Shadowing)
英文を聞き終えてからリピートするのではなく、聞こえてくる英語を影(shadow)のように追いかける訓練法です。最初は聞こえた英語をそのまま声に出して発音するのは難しいですが、慣れたら発音、英語のリズム、イントネーションなどもスピーカーそっくりにまねてみましょう。私は高校2年生からカナダの高校に通いましたが、出発前の準備としてイングリッシュアドベンチャーの初中級コースをシャドーイングしていました。オーソン・ウェルズやフィービー・ケーツの発音やイントネーションをまねるのは、楽しかったです。楽しかっただけでなく、開始前は英検2級だった英語力が、シャドーイングの効果か英検準1級に合格するまでに上達していて驚きました。カナダに到着してすぐにホストファミリーと2つ隣の州であるサスカチュワンにドライブし、湖のほとりで100人くらいの親戚とfamily reunion(親族会)をした時、英語が音の洪水ではなく意味のかたまりとして聞こえたのは感激でした。私はテキストの文字を目で追いながらのシャドーイングでしたが、音だけを頼りにシャドーイングをして、分からない言葉を文字で確かめる方法もあります。継続は力なりです。まずは短時間のシャドーイングからトライしてみましょう。

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