新・トランプ殿シリーズ 第31弾/強力で透明性の高い市販後化学物質審査プログラムを推進し、食品供給の安全と健康を守るのじゃ!

2025/05/16 ニューストピックス

5/14付GMP Platformトピック「新・トランプ殿シリーズ 第30弾/余は米国民の意見を募集するぞよ?」に続いてのFDA News Releaseとも思えますが、5/15付で米国FDAから「FDA Advances Robust, Transparent Post-Market Chemical Review Program to Keep Food Supply Safe and Healthy」と題するNews Releaseが出されています。

タイトルを直訳すると、「FDAは、食品供給の安全と健康を守るため、強力で透明性の高い市販後化学物質審査プログラムを推進する」といったところでしょうか。

『米国FDAは、食品に含まれる化学物質の透明性を高め、安全性を確保するための大きな一歩を踏み出します。
FDAは、既に市場に出回っている食品化学物質、特に消費者の懸念が高い化学物質について、より強力で体系的な審査プロセスを開始します。』
とのことです。

HHS長官のRobert F. Kennedy, Jr氏の“思い”を実行に移しているようです。

管轄外の食品関係ですが、本邦にも影響すると思い、情報としてお伝えしておきます。

関係者および興味のある方は、下記URLのFDA News Releaseをご参照ください。
https://www.fda.gov/news-events/press-announcements/fda-advances-robust-transparent-post-market-chemical-review-program-keep-food-supply-safe-and
 

執筆者について

古田土 真一

経歴

GMDPコンサルタント(Pharmaceutical Quality Science Advisor)

1979年より田辺製薬(株)(現田辺三菱製薬)にて合成探索研究、プロセス・工業化研究、CMCプロジェクト開発、治験薬QA、コーポレートQAを歴任。2008年より武州製薬(株)にてQA/QCの管理監督。2009年より中外製薬(株)にて治験薬・医薬品のQA業務・品質システムを改革推進。2013年よりアステラス・アムジェン・バイオファーマ(株)にてCMC・Supply Chain・QAの長として業務構築。2015年より三井倉庫ホールディングス(株)にてヘルスケア製品の事業開発アドバイザーとして業務構築。2015年9月より (国立研究開発法人) 国立精神・神経医療研究センター/トランスレーショナル・メディカルセンター臨床研究支援部アドバイザーとして医薬品開発を、また2022年11月からジェダイトメディスン(株)の品質アドバイザーとして医薬品上市を支援中。
医薬品の開発から上市・保管・流通までを品質の側面から一貫した経験を活かし、GMDPコンサルタントとしてGood Practicesの支援依頼に対応中。

※このプロフィールは掲載記事執筆時点での内容となります

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