USP/Controlled Room Temperature(CRT)の定義の改訂を提案
5/12のECAGMP Newsが「Stimuli Article Proposes Revision of USP Definition of Controlled Room Temperature (CRT)」と題する記事を掲載しています。
Pharmacopeial Forum, PF 51(3)のStimuli articleとして掲載された"Aligning Room Temperature Standards for Pharmaceuticals—A Sustainable Approach(医薬品の室温基準の整合:持続可能なアプローチ)"に関する内容で、日本薬局方(JP)、欧州薬局方(EP)、および世界保健機関(WHO)が推奨する室温範囲に合わせるため、米国薬局方(USP)における管理室温(CRT)の定義を改訂することの提案です。
2023年7/11付GMP Platformトピック「さまざまな保管エリアでの GMP/GDP 要件」でも述べましたが、現時点では、欧州/米国/日本の各薬局方における“室温”の定義が異なるので、海外企業を相手とした「室温(俗に言うRoom Temperature)」についてのヤリトリ(特に査察・監査)においては、注意が必要な状態です。
一見些細なことのようですが、“室温”に対する認識の違いごときが指摘を誘発し、それに端を発して不信感が募り、より重い指摘を受けてしまうといった事態が生じるのが現実です。
特に、JPの“室温”は国際的には相手されず、基本的に“常温”ですので、ご注意ください。
関係者および興味のある方は、下記URLのニュース記事をご参照ください。
https://www.gmp-compliance.org/gmp-news/stimuli-article-proposes-revision-of-usp-definition-of-controlled-room-temperature-crt
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