【第3回】ハラルの基礎とハラル認証、イスラム教徒マーケット分析

ハラル認証取得の基本を学ぶ【食品ハラルビジネス進化論~ハラル認証原料編】

こんにちは、ハラル・ジャパン協会の川本です。2月は寒かったり暑くなったりで皆様の体調はいかがでしょうか。最近はインドネシアをはじめ、マレーシア、シンガポールに向けの輸出を検討したいという声やお問い合わせをたくさん聴くようになってきました。食品や化粧品の製品とともにその原材料のハラル(ハラール)ビジネスは今後ますます盛んになると確信を持っています。3回目と今回は、本丸のハラル認証について解説します。

国際認証のハラル認証に世界統一基準がない!?

ハラル認証は「国際認証のひとつ」ですが、世界統一基準がありません。世界中に350以上のハラル認証団体(機関)が存在しています。国が運営する機関から、各種団体、株式会社、個人が運営する団体までさまざまです。輸出に対応できる認証から、国内(地域)にだけ対応する認証もあります。この多くのハラル認証機関・団体等々の中から、自社の目的に合わせて選ぶ必要があることを、まずは念頭に置いてください。この目的とは「どこの国へ(輸出・インバウンド)」「何を」「どれだけ(商品数)」輸出・流通したいのかを指します。
特に日本はイスラム教徒の国ではないことから、ハラル認証団体は許認可団体ではありません。したがって前述の輸出国、製品等の目的により、話の前提となるハラル認証の有無から、取得すべきハラル認証も違うことを理解する必要があります。自社でハラル認証団体を選択することが最も大切な行動となるのです。
ハラル認証は、大きな部分ではイスラム教のハラルが原理原則ですが、多少の差異があります。具体的には、5つのカテゴリーを確認してハラル認証の発行がされています。1つ目は商品の選定で、最終製品であればネーミングなども関係することがあります。2つ目は原材料がハラルかどうか?です。入口の原材料がハラルでなければハラル認証は取得できません。3つ目は工場の確認で、製造工場の建屋、製造ラインの確認をします。ヴィーガン認証とは少し違い、現地で接触コンタミ(コンタミネーション:混入)がないか?の確認を行います。4つ目は原材料、中間製造物、最終製品の倉庫(置場)がハラル品とレギュラー品(一般品)とで明確に分けられているか?の確認もあります。5つ目はイスラム教徒の従業員等がいなくてもハラル管理チーム(他のFSSC、HACCP、GMPなど国際基準と同様)を作り、内部規定で管理することなどを満たしているか?これらのチェックを経て、ハラル認証の証明書やハラルロゴマークを発行しているのです。

 

 

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