タレントマネジメント【第5回】

タレントマネジメントの目的_4

前回記事、“タレントマネジメントの目的_3”を多くの方に読んでいただき誠にありがとうございました。

今回は、

b.目的達成のための必要条件(具体的活動項目)3点
  6.働きやすさとエンゲージメント

に、ついて記していきます。
 

まず、前回ご説明した人材ポートフォリオやポジション管理の策定/運用を行っても、社員がどんどん離職していってしまっては元も子もありません。また、労働省や人材紹介会社の調査でも、離職理由の1位は毎年 “働きがい” つまり“エンゲージメント”がされてないこととなっております。

そこで、有名なマズローの欲求説とハーズバーグの二要因理論を使い、働きやすさとエンゲージメントを図示したものが下図となります。
 

この図でまず言いたいのは、マズローとハーズバーグの理論の相関性です。ものすごく簡単に言うと、働きやすさと働きがいは別の軸だということを理解してもらえれば幸いです。
特に、ハーズバーグが衛生要因と位置づけている内容は充足したからと言って満足度が上がるわけではない。また、動機づけ要因と位置づけているものが欠落していても不満足となるわけではないと言う点は、部下を持つ方なら抑えておいたほうがいい部分だと思います。それによりフィードバック面談内容や適性検査の種類など施策の中身が変わってくるからです。

働きがい(エンゲージメント)
では今回はこの働きがいについて注目して記していきたいと思います。この働きがいに関しては世界的に「仕事に関するポジティブで充実した心理状態」であり、「活力」「熱意」「没頭」が揃った状態であるというのが最近の定説になっております。
そして、この3要素が揃うための条件として、

① 仕事の資源
② 個人の資源
③ 仕事の要求度

が、挙げられます。次ページの図がその指標です。
 

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