《更新》ICH/ICH M7(R2) ドラフトガイドラインと補遺がstep 2に到達

2021/10/27 ニューストピックス

※初出掲載(2021.10.07)

※追記更新(2021.10.08)(2021.10.09)(2021.10.27)

 

7/15付(追記更新あり)GMP Platformトピック「ICHM7(R2)  Q&Aドラフトのプレゼン資料がウェブサイトにアップに続いて、10/6付でICH本部から「The ICH M7(R2) draft Guideline and Addendum reaches Step 2 of the ICH process」と題するNews Releaseが発出されています。

ICH M7(R2)(「潜在的発がんリスクを低減するための医薬品中DNA反応性(変異原性)不純物の評価及び管理」ガイドラインの改訂版)のドラフトガイドラインとその補遺がstep 2に達したというものです。

関係者および興味のある方は、下記URLのNews Releaseならびに該当サイトをご参照ください。

l News Release「The ICH M7(R2) draft Guideline and Addendum reaches Step 2 of the ICH process
https://www.ich.org/news/ich-m7r2-draft-guideline-and-addendum-reaches-step-2-ich-process

l ウェブサイト「Multidisciplinary Guidelines」~サイト内の「M7 Mutagenic impurities」です。
https://www.ich.org/page/multidisciplinary-guidelines#7-2

 

【10/8付追記更新】
10/8でEMAから「ICH guideline M7 on assessment and control of DNA reactive (mutagenic) impurities in pharmaceuticals to limit potential carcinogenic risk - addendum」と題して、本件のパブコメ通知が発出されています。
まだ同日(10/8)付で関連ウェブサイトも更新通知されています。
興味のある方は、下記URLのウェブサイトをご参照ください。
なお、パブコメ終了は、本年12/8となっています。

●  パブコメ通知「ICH guideline M7 on assessment and control of DNA reactive (mutagenic) impurities in pharmaceuticals to limit potential carcinogenic risk - addendum
https://www.ema.europa.eu/en/documents/scientific-guideline/ich-guideline-m7-assessment-control-dna-reactive-mutagenic-impurities-pharmaceuticals-limit_en.pdf

●  ウェブサイト「ICH M7 Assessment and control of DNA reactive (mutagenic) impurities in pharmaceuticals to limit potential carcinogenic risk
https://www.ema.europa.eu/en/ich-m7-assessment-control-dna-reactive-mutagenic-impurities-pharmaceuticals-limit-potential

ちなみに、率直に言って、ICHに対してEMAは異常に早い対応ですが、米国FDAは(比較的早いものもありますが)滅茶苦茶遅い。
日本は、たぶん和訳の必要性がある(パブコメと法規制のため和訳が絶対)ため、そこで時間を要してしまう。
そういう風に思えます。

 

【10/9付追記更新】
10/8のRAPSが「ICH guideline proposes daily limits for seven mutagenic impurities」と題して記事に取り上げています。
興味のある方は、下記URLのウェブサイトをご参照ください。
https://www.raps.org/news-and-articles/news-articles/2021/10/ich-guideline-proposes-daily-limits-for-seven-muta

 

【10/27付追記更新】
10/22付で厚生労働省医薬・生活衛生局審査管理課から「ICH M7R2):潜在的発がんリスクを低減するための医薬品中DNA反応性(変異原性)不純物の評価及び管理ガイドライン補遺案に関する御意見・情報の募集について」と題して、本件のパブコメ通知が発出されています。
御意見募集締め切りは、202112172359となっています。

関係者および興味のある方は、下記URLsのパブコメ通知情報をご参照ください。

●  案件番号:495210249「ICH M7R2):潜在的発がんリスクを低減するための医薬品中DNA反応性(変異原性)不純物の評価及び管理ガイドライン補遺案に関する御意見・情報の募集について
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495210249&Mode=0

●  意見要領「ICH M7R2)補遺:潜在的発がんリスクを低減するための医薬品中 DNA 反応性(変異原性)不純物の評価及び管理ガイドライン補遺(案)」に関する御意見・情報の募集について
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000225868

●  ご意見案「ICH M7 ガイドライン原則の化合物特異的な許容摂取量算出への適用  M7(R2)補遺
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000225869

●  英語原文「APPLICATION OF THE PRINCIPLES OF THE ICH M7 GUIDELINE TO CALCULATION OF COMPOUND-SPECIFIC ACCEPTABLE INTAKES  Addendum to M7(R2)
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000225870

執筆者について

古田土 真一

経歴

GMDPコンサルタント(Pharmaceutical Quality Science Advisor)

1979年より田辺製薬(株)(現田辺三菱製薬)にて合成探索研究、プロセス・工業化研究、CMCプロジェクト開発、治験薬QA、コーポレートQAを歴任。2008年より武州製薬(株)にてQA/QCの管理監督。2009年より中外製薬(株)にて治験薬・医薬品のQA業務・品質システムを改革推進。2013年よりアステラス・アムジェン・バイオファーマ(株)にてCMC・Supply Chain・QAの長として業務構築。2015年より三井倉庫ホールディングス(株)にてヘルスケア製品の事業開発アドバイザーとして業務構築。2015年9月より (国立研究開発法人) 国立精神・神経医療研究センター/トランスレーショナル・メディカルセンター臨床研究支援部アドバイザーとして医薬品開発を、また2022年11月からジェダイトメディスン(株)の品質アドバイザーとして医薬品上市を支援中。
医薬品の開発から上市・保管・流通までを品質の側面から一貫した経験を活かし、GMDPコンサルタントとしてGood Practicesの支援依頼に対応中。

※このプロフィールは掲載記事執筆時点での内容となります

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