通訳あるあるネタ【第20回】

1.    bored vs. boring
「暇だなー、退屈だなー」というつもりで “I am boring!”と言う人がいます。これでは、「僕はつまらない男だ」という意味になってしまいます。正しくは “I am bored.” です。「boring」は、 “The movie/meeting was boring.”のようにイベントや人、物の「つまらなさ」を説明する際の形容詞だと覚えておきましょう。

2.    may vs. can、do vs. can
高校生の時、アイルランド系カナダ人のホストマザーに “Can I go see a movie tonight with my friend?” とたずねた私に彼女は“Yes, you can, but you may not.”と返答し、能力のcan と許可のmay の違いを説明したのでした。助動詞関連で補足すると、「日本語は話せますか?」と尋ねるときに “Can you speak Japanese?”、「お寿司を食べられますか?」と尋ねるときに “Can you eat Sushi?” と言う人がいますが、英語では「話せる、食べられる(能力)」ではなく、「話す、食べる(習慣)」と表現するので、 “Do you speak Japanese?”、 “Do you eat Sushi?”が適切でしょう。

3.    how vs. what
「これについてどう思いますか?」と尋ねるときに “How do you think?”と言う人をよく見かけますが、「思考の方法」ではなく「思考の内容」を尋ねていますので、 “What do you think?”が正しいです。一方で、「具合はどう?」は、「どのような気分か」を尋ねているので “How are you feeling (today)?”が正しいです。

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