Operational Excellence 実行の勘どころ マスターブラックベルトが語る本音の話 【第5回】

OPEX、リーンシックスシグマの概要 (How どう進めるの?) その1

 企業変革を、どのように進めるのか How についてです。
 「オペレーショナルエクセレンス(Operational Excellence, OPEX)、卓越した業務遂行を目的とし、企業価値に磨きをかける取り組み」の総称と説明しました。業務改善はその一部です。企業内のあらゆるワークフローを最適化し、より強固な企業体質を作る、その志は高いものがあります。


企業によって取り組み方と範囲は異なりますが、大きく3つの要素から成り立っています。

OPEX 3つの要素

  1.  顧客に価値をもたらすための組織運営、システムを強化する 
    ⇒ オペレーション(業務)システム
  2. 継続的な業務改善、品質改善、リーンシックスシグマを実行する 
    ⇒ 継続的改善(手法)
  3. 企業カルチャー、人々の行動や態度をより良いものにする 
    ⇒ 人財/カルチャー

 目的は企業価値を高め、磨きをかけることです。そのために①オペレーションシステムを強化、②的確な分析的アプローチ手法を用いて継続的な業務改善を実施、それらを実行する、③人財/企業カルチャー、具体的には人々の行動や態度をより良いものにしていきます。初期のシックスシグマは、品質管理からスタートしたので、品質改善に重点が置かれていました。時代とともに、オペレーション全般、更にはそれを支える人財も含めて、OPEXの対象範囲は広がりました。
 OPEX、リーンシックスシグマには流派があります。個人的にはShingo Model™ と呼ばれる米国ユタ州立大学のコンセプトが一番精緻かなと評価しています。(詳しくは Shingo model™ で検索してみてください)
 ②で中心となるのが、リーンシックスシグマで、これについては 「Whatリーンシックスシグマ、5ステップの勘どころ (What 何をするの?)」で、じっくりと紹介します。GMP, GxP業務でも役立ちます。

さらに詳しくリーンシックスシグマ情報を知りたい方へ、YouTube: eVision2030 「ビジネス変革の未来創造チャンネル」で解説しています。動画リスト:ビジネス改革VS02-VS06, リーンシックスシグマ LS01-06, デザインフォーシックスシグマ DS01-05 などです。無料ですので、どうぞご活用ください。

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