現場の問題解決に役立つQC的考え方【シリーズ-6】

現場の問題解決に役立つQC的考え方

シリーズ-6「問題を見える化」する
 良い職場は、良い情報も悪い情報も正確に職場内で共有化し、実態を客観的に把握しています。したがって改善活動も的確でスピーディですが、情報が見えない職場は問題を共有化できない為、気がついたときには手遅れとの事態が多々あります。企業が競争力を高め厳しい環境を勝ち抜くには、各職場の「今」を的確に把握する仕組み、すなわち「見える化」の推進が不可欠なのです。
 シリーズ-6では、経営のキーワードとして普及してきた「見える化」について、日々の業務において具体的に何をどのように実行すればよいのかについて述べます。
 

1.見える化の体系
 見える化とは、現状や将来起こり得る問題をデータで明らかにすることで、問題を未然に防ぐためと現状より快適な職場をつくるために役立ちます。これに加えて、仕事についての情報を組織内で共有させることにより、現場の問題などの早期発見・効率化・改善に役立てることを目的とします。
 見える化を分類すると以下のようになります
   ①問題・課題の見える化(先ずは問題の早期発見から)
   ②目的・目標の見える化(問題を発見したら改善目標を設定する)
   ③活動の見える化(改善の進捗が見えないと活動は停滞する)
   ④見える化と見せる化(その気がないと物事は見えない)
 などがあります。

2.問題・課題の見える化
 「問題の見える化」とは、企業活動において発生するいろいろな異常や問題を、タイムリーに誰が見てもわかるようにデータ化して「見える」ようにすることです。具体的には、職場の五大任務の現状について、データで「見える化」することを言います。
 五大任務とは、本シリーズ-2で述べた品質(Q)、原価(C)、納期(D)、安全(S)、人材育成(M)のことで、五大任務のあるべき姿と現状の姿のギャップを見えるようにして「問題を顕在化」することです。
 問題をデータで「見える化」するには、QC手法を活用するとよいでしょう。QC手法以外では、IE技法やデジカメ写真による「問題の見える化」も有効です(図表1-1~1-9参照)。
 

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