通訳あるあるネタ【第34回】

2021/05/28 品質システム


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今回は、海外ドラマや映画に頻出する英語の皮肉表現 (Sarcastic expressions in English)について解説します。

1)    お気に入りの海外ドラマ “Friends”から、ロスとレイチェルのやり取りをご紹介します。
 [Ross and Rachel are locked out of the apartment, with baby Emma inside. (RossとRachelがアパートの部屋に赤ちゃんを残して締め出されてしまう場面)]

Rachel:
 Oh, no! What if she jumps out of the basinet!
 (バシネット(新生児用かご型ベッド)から飛び出していたらどうしよう!)

Ross:
 Can't hold her own head up... but yeah, jumped.
(頭を持ち上げることもできないけど、飛び出したかもね。)

Rachel:
 Oh, my...! I left the water running!
(水出しっぱなしかも!)
Ross:
 Rach, you did not leave the water running. Please just...just pull yourself together okay?
(そんなことはないから、とにかく落ち着いて。)

Rachel:
 Did I leave the stove on?
(コンロの火をつけっぱなしかも。)
Ross:
 You haven't cooked since 1996!
(1996年から料理なんてしてないだろう!)


悪い想像が止まらないレイチェルにロスが次々と嫌味で返すところがとても面白いやり取りです。

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執筆者について

西手 夕香里(通訳・翻訳修士)

経歴 シミックホールディングス株式会社人財部Senior Interpreter
シミックファーマサイエンス株式会社信頼性保証本部薬事スタッフ(通訳担当)
Monterey institute of international studies (MIIS) 通訳翻訳修士課程終了。自動車関連大手企業で8年 (うち米国勤務が7年) 、米国系大手製薬企業で3年、社内通訳経験を積んだ後に独立。
規制当局によるGxP査察の通訳を中心に医薬分野でフリーランス通訳をしていたが、グループ会社の査察通訳がきっかけで2016年5月にシミックホールディングスに入社。非臨床と臨床を中心に、基礎研究から市販後までのプロジェクトに通訳・翻訳者として関わる。
※このプロフィールは掲載記事執筆時点での内容となります

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