「モノづくりの君へ」【第12回】

【第12回】
1.「マネジメントする」とは自分が「楽する」しくみを作ること
~日常は貴君が何もやることがない職場を作れ!
2.貴君はどうすればよいか(1)・・・包括管理
3.貴君はどうすればよいか(2)・・・異常管理
4.方針管理の思い違い
5.方針管理の実行手順
6.活動の留意点
1.「マネジメントする」とは自分が「楽する」しくみを作ること
~日常は貴君が何もやることがない状態を作れ!
「マネジメント・管理する」ことはPDCA※といわれるがそれが基本とばかりに部下のしている仕事について、「すべて」のチェックを「自ら実行」している管理者が多い。
幹部・管理者にとってそれは大間違いである。「仕事の進め方」の基本がPDCAなのであって、部下の仕事をチェックして是正していくことが貴君の役割ではない。
幹部・管理者の役割は、「部下一人一人」そして「職場全体」が「PDCAが習慣のように回る」状況や風土を作り出すことなのである。すなわちそのような「しかけ」や「しくみ」を作る事なのである。
貴君は職場が自然にPDCAが回るサイクルを作れ!日常は貴君が何もやることがない状態を作れ!
別の言い方をするならば幹部である自分が直接実務をするわけではなく、その状況で貴君の成し遂げたいことをするには、貴君の意図を汲み自発的に仕事を「やって頂く」部下を「育て」ておけばよい。
自身でチェックして......一所懸命PDCA※を回すより、黙っていても自然と習慣的にPDCAが回る「しくみ」や「仕掛け」をつくっておけばよい。そうすれば"楽"できる。
マネジメント・管理するとは、自分が"楽"できるしくみをつくっておくことともいえる。
そして貴君の実際の行動としては、後に述べる「包括管理」と「異常管理」をすればよい。
※P:Plan(計画)、D:Do(実行)、C:Check(評価)A:Action(改善)
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