業界雑感 【2020年9月】
2020/10/02
その他

“アンサング”とは「sing(シング)」の過去形「sung(サング)」に「un(アン)」を付け、歌われていない⇒歌にされない⇒歌詞に入っていない⇒英雄として称賛されていない、ということで「縁の下の力持ち」とか「褒められない」という意味に使われるようだ。今夏放送された石原さとみさん主演の薬剤師ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』は、フジテレビの番組紹介によれば、「医師のように頼られず、看護師のように親しまれなくても、“縁の下の力持ち(=アンサングヒーロー)”として患者のために奮闘する病院薬剤師を主人公にした医療ドラマ」とのこと。医療ドラマといえば、『白い巨塔』のように医局制度の問題点や医学界の腐敗を追及した社会派ものから、『Dr.コトー診療所』や『グッド・ドクター』のようにホッとするような人間ドラマ、『ドクターX~外科医・大門未知子』『医龍-Team Medical Dragon-』といった外科のスーパードクターもの、『コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命』や『救命病棟24時』などの救急もの、とジャンルも多岐にわたる。海外ドラマでも『グレイズ・アナトミー』『ER緊急救命室』など大ヒットしたドラマは多いが、薬剤師がフォーカスされることは皆無だったように思う。
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