バイオ医薬品とベンチャー【第4回】

はじめに
 今から10年ほど前、私のようなものに経営を任せて良いと思っていただいた奇特な方がいらっしゃいました。当時は、大きな会社で部門長を任された経験があるわけでもなく、自分で出資して会社を作ったわけでもなく、もちろん社長の経験があったわけでもない状況で、社長というものをスタートしました。社長をやってみたいという意欲と自分には社長ができるという勘違いだけでした。
 とはいえ、自分の中で会社とは、経営とは、マネージメントとは、という自分の理想論を持っていました。今まで尊敬していた社長や上司、そうではなかった上司などを拝見していて、自分ではこう行う、こう行えば成功する言う信念に近い考えを持っていました。
 現実にその信念に基づいて経営をしたと自負しています。しかし、実際は成功を成し遂げた人間ではなく、ただ苦闘をして終わった社長ということになってしまいました。
 
 最初は、自己流でこれが正しい社長像と信じて行っていました。社長を開始した時期は、社員も少なく仲間数人で仕事をしているという感覚でしたが、投資などをしていただいたおかげで社員を増やしビジネスに邁進するようになってきました。そのくらいになると、多くの問題が波状攻撃の様に発生し、自己流の理想がものの見事に砕けているのを感じました。人に相談したり、ノウハウ本を読んだりしましたが、回答は出てこなかったのを覚えています。ノウハウ本の中には、経営学に触れている本もありますが、用語の解説の本も多く悩みを解決するものは見あたらなかったです。しかしながら、経営学を一つの材料ととらえ、経営学も人文科学として考え、経営学に書かれている多くの先人の様に実証科学として経営を捉えていくと、不安が減って行くのを感じました。

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