業界雑感 【2022年2月】

2022/03/04 その他

コロナウィルスワクチンの3回目の接種など。

 2月4日にコロナウィルスワクチンの3回目の接種を受けた。2回目接種が昨年7月の初めだったので7ヵ月後の接種ということになる。近くにモデルナ製ワクチンを使った集団接種所が開設され、予約状況を見ても空いているようだったので、そこで接種してもらうつもりにしていた。ファイザー・ファイザー・モデルナとなるが、1,2回目の接種での副反応もたいしたこともなくモデルナ製も3回目は接種量が半量とのことで副反応も出にくいから、と思っていた。ところが、たまたまかかりつけのクリニックでの予約が一番早いタイミングでできたので、結局ファイザー製のワクチンを接種することになった。副反応には年齢差や男女差・個人差などがあるようなので、参考にはならないと思うが、私の場合は1・2回目と同様に接種部位の痛みとちょっと腕が上げにくい程度であった。
 接種後に主治医の先生から接種券に張ったシールの最終有効年月日は2022年1月31日になっているが、4月30日まで有効期限が延長されていますとの説明を受け、接種券と一緒にその旨が記載された黄色い紙片を渡された。新薬申請の際に安定性試験の結果を追いかけながら順次使用期限を延ばしていくことがあることは、業界関係者であれば理解できると思うが、一度市場出荷した製品に記された有効期限を上書き訂正することはいまだかつて経験したことがないので、接種券に記された3回目接種年月日2022年2月4日と張られたシールの有効年月日2022年1月31日に釈然としないものを感じながら帰宅した次第である。

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執筆者について

村田 兼一

経歴 村田兼一コンサルティング株式会社代表取締役。
1978年藤沢薬品工業(現アステラス製薬)入社。注射剤製造、無菌バリデーション技術開発、FDA対応、基幹システム(SAP)開発等に従事後、生産本部にて中期戦略企画、工場分社化推進・合併準備委員会に携わる。合併後のアステラス製薬では、戦略企画の後、製造委受託の推進を担当する。
2012年に退社し、村田兼一コンサルティング株式会社設立。工場の原価をはじめとする計数マネジメントを中心に、SAP開発を含むサプライチェーン全般の管理・改善を専門とする。
※このプロフィールは掲載記事執筆時点での内容となります

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