【第16回】Operational Excellence 実行の勘どころ 、Define定義フェーズで何するの?(その3)

利害関係者分析(ステークホルダー分析)の書き方について紹介する。
「プロジェクト企画書(プロジェクトチャーター)」に続き、プロジェクトに協力してもらう部内・部外の関係者マッピング:「利害関者分析(ステークホルダー分析)」 を紹介します。
この写真はトルコのカッパドキアです。家と洞穴が複雑に入り組んでいて迷路の様です。ここの地図を作ることと、ステークホルダー分析を重ねてみました。では本題に入りましょう。
【 ステークホルダー、利害関係者分析 】
プロジェクトのみならず、仕事をする上でチームワークと協力体制は大切です。コミュニケーションが上手くいっているかどうかで、プロジェクトの進捗や成果が変わります。組織文化の違い、部門や人による違い、誰かから業務を引継いたときの齟齬など、仕事では思わぬ障害が発生するものです。個々の担当者の得意・不得意もあるでしょう。プロジェクトも同様です。
プロジェクト開始に当たり、プロジェクトに直接・間接的に関わる組織・人を書き出し、それぞれの繋がりを視覚化していくツールです。ステークホルダー分析といい、ウェッブ検索すると何種類かでてきます。一番簡単なのは<図16-1①>に示すようにホワイトボードに大きく円を描き、その周りに主な登場人物の名前(所属)を書きます。
これは某組織の採用プロセスの例で、HRシステムを中心に採用活動が進行します。円に沿って関係者、そこからの様々な情報、書類のやり取りが行われる様子を書き足していきます。スタートから順番に採用プロセスを確認していきます。確認しながらプロセスの問題や課題、不明な点、予め連絡をしておくべき事項や、このプロセスのポイントが見えてきます。
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