米国FDA/Filing Review of ANDA(MAPP 5200.14)

2017/09/02 ニューストピックス

9/1付で米国FDA内のOGD(Office of Generic Drugs)から「Manual of Policies and Procedures (MAPP): Filing Review of Abbreviated New Drug Applicationsと題して内部マニュアルが発出されています。
 
ジェネリック医薬品を対象とする簡略申請(ANDA)関連文書についての文書管理手順といった感じかと思います。
 
あくまでFDA内部マニュアルですので、これ自体は何の役にも立たないと思いますが、FDAの文書管理手順とも言えるため、「GMP査察時の文書管理で注意すべきこと」といった捉え方の参考にするのにも有用かと思います。
 
興味のある方は、下記URLのMAPPをご参照ください
https://www.fda.gov/downloads/AboutFDA/CentersOffices/OfficeofMedicalProductsandTobacco/CDER/ManualofPoliciesProcedures/UCM574493.pdf
 
なお、先日8/24付GMP Platformトピック「米国FDADeveloping and Issuing MAPPs for CDER4000.1Rev.5」として、CDERにおける文書管理の内部マニュアルをお伝えしています。
合せてお読み頂ければ、米国FDAの文書管理の考え方や手順が読み取れてくるかもしれません。
 

執筆者について

古田土 真一

経歴

GMDPコンサルタント(Pharmaceutical Quality Science Advisor)

1979年より田辺製薬(株)(現田辺三菱製薬)にて合成探索研究、プロセス・工業化研究、CMCプロジェクト開発、治験薬QA、コーポレートQAを歴任。2008年より武州製薬(株)にてQA/QCの管理監督。2009年より中外製薬(株)にて治験薬・医薬品のQA業務・品質システムを改革推進。2013年よりアステラス・アムジェン・バイオファーマ(株)にてCMC・Supply Chain・QAの長として業務構築。2015年より三井倉庫ホールディングス(株)にてヘルスケア製品の事業開発アドバイザーとして業務構築。2015年9月より (国立研究開発法人) 国立精神・神経医療研究センター/トランスレーショナル・メディカルセンター臨床研究支援部アドバイザーとして医薬品開発を、また2022年11月からジェダイトメディスン(株)の品質アドバイザーとして医薬品上市を支援中。
医薬品の開発から上市・保管・流通までを品質の側面から一貫した経験を活かし、GMDPコンサルタントとしてGood Practicesの支援依頼に対応中。

※このプロフィールは掲載記事執筆時点での内容となります

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