エッセイ:エイジング話【第30回】

役割を演じる

 60歳になって、警戒心の強いサクラマスを釣り上げることを目指して岐阜県高山市から福井県九頭竜川(くずりゅうがわ)へ通い続け、遂に釣り上げた73歳の人がいるとNHK朝のニュースが伝えました。

サクラマス
青森めぇーもん屋旬鮮市場のホームページより

 

 60歳になって、私は朝刊を読む・賀状を書くなど成人を演じることを止めました。今回は世代なりの役割を演じることを話題にします。
 新生児は生まれたときから赤ん坊を演じます。泣くことを演じないと、生まれた瞬間から感じる外界からの苦痛を、周りは察知できないからと思います。
 新生児は3歳児になると、動作ばかりの表現でなく言葉を覚え「いや!」と自己主張もできるようになり、笑顔を見せ両親以外との接し方も覚えます。
 学童・生徒・学生となり新社会人になると自己主張はでき難くなり、新社会人が入社早々に即戦力で働き出したら周りは面食らうでしょう。
 母親も父親もそれなりの役割を演じることが求められ、親が子を後には子が親を看るのは当然の役割とされました。

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