【重要】データインテグリティに関するEMA査察の不適合レポート

2016/04/15 品質システム

"■原文
http://www.gmp-compliance.org/enews_05280_European-Non-Compliance-Report-on-Data-Integrity.html

■解説
EudraGMPDはヨーロッパの各国当局のGMP違反のデータベースであるが、FDAのワーニングレター程詳細ではない。2016年は3月15日時点で13件と多発しており、一方GDP違反はゼロである。
中国5、フランス3、スペイン2、スウェーデン、ルーマニア、ポーランド各1となっており、その後4月8日時点ではインド3、スペイン1が追加されているが、問題はデータインテグリティだけではない。
EudraGMPDは、ヨーロッパ各国のデータが多いため、先進国の問題点を抽出しやすいことから、FDAのワーニングレターに加えて検討する価値があると思われる。
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執筆者について

山本 久夫

経歴 株式会社シーエムプラス GMP Platformシニアコンサルタント
1974年サッポロビール株式会社入社。ビール製造品質管理に従事後事業多角化のため体外診断薬、制癌剤の開発を行う。サッポロビール株式会社の医薬開発事業撤退に伴い生化学工業株式会社に入社。医薬品開発業務、研究管理、薬事申請業務、品質保証業務に従事後2010年3月退職。デンツプライ三金を経て2012年3月株式会社シーエムプラス入社。国内外規制情報の収集及び解析・翻訳、申請支援等を含めGMPコンサルティングに従事。
研究開発、信頼性保証、申請業務を含めた各国当局対応を通じGMPは科学的な見地からの品質の確立につきる問題であり、医薬品の進歩の足枷になってはいけないということを実感している。
※このプロフィールは掲載記事執筆時点での内容となります

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