エッセイ:エイジング話【第18回】
対象年齢?は
JR横浜駅東京方面へのホームにガチャができる販売機が在って、チコちゃん・キョエちゃんのフィギア収集に嵌りました。
硬貨を入れるとカプセル入りのおもちゃが、ガチャ・ガチャと出てくる販売機をカプセルトイといい、希少なキャラクターを手に入れるため、これに嵌った若年層は数十万をつぎ込むことがあり問題視されたこともあります。
このガチャで手に入れたフィギアに付属する注意書きには、「対象年齢15歳以上」と書かれており対象年齢以上と安堵しました。
3歳児に与えられ、飲み込まれてはたいへんと製造者側の配慮と思いますが、15歳とはだいぶん年齢にサバを読んだ注意書きです。
注意書きの文句で、つい微笑んでしまうコマーシャルがときどき放送されています。「人生にモヤモヤ」するときに、殺虫スプレーで蚊を退治して「スカット」としましょう。そのせりふのすぐ後に、「使用上の注意をよく読んでお使いください」と続くのです。
製造者責任が問われ出した頃でしたか、「猫を入れ乾かしてはいけません」と注意書きを入れる電子レンジメーカーがあるのかと驚愕しました。
また、ヘルメットを買ったとき付属の注意書きに、「頭部を保護しない場合もあります」と書かれていて、「しまった!」と舌打ちし、一人で笑い転げてしまいました。この話題は本欄「うなぎとやきものを楽しむシリーズ」でも触れました。
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