GMPにおけるData Integrity
米国FDAやEU諸国、特に英国MHRA (Medicines and Healthcare products Regulatory Agency) によるGMP査察において指摘の多い「Data Integrity」に関して。
MHRAが「MHRA GMP Data Integrity Definitions and Guidance for Industry March 2015」と称するガイドラインを発出(本年1月に初発出された後、3月に改訂版(現時点での最新版)を発出)したことはよく知られておりますが、今般ガイドラインに加えて「査察官ブログ(Good Manufacturing Practice (GMP) data integrity: a new look at an old topic, part 1)」を掲載しています。
医薬品としての"モノとしての品質"の保証は、あくまでその製造工程や環境のデータ、さらに試験検査のデータ等があってのものであり、それらデータが保証されない限り"モノ"としての保証もないと考えます。
"Data Integrity"なる用語だけをとると難しそうですが、ここはGMPの原点である"モノとしての品質保証"の原点に立ち返り「データの信頼性の保証とは何か?」を考えてみたいところです。
興味のある方は下記URLsをご参照ください。
● ガイドライン「MHRA GMP Data Integrity Definitions and Guidance for Industry March 2015」のURL
● 査察官ブログ「Good Manufacturing Practice (GMP) data integrity: a new look at an old topic, part 1」のURL
なお、Data Integrityに関してはGMP関連の業界ニュースで多々取り上げられていますが、最近のECA GMP Newsでもかなり取り上げられていますので、合せてご参照ください。
http://www.gmp-compliance.org/enews_04699_GMP-Data-Integrity-New-MHRA-Guideline.html
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