【FDA、米国内の査察回数削減。代わりに?】ASTROM通信<47号より>

2014/08/04 製造(GMDP)


株式会社プロス発行のメールマガジン『ASTROM通信』のバックナンバーより記事を抜粋し、一部改編をしたものを掲載いたします。
 
本稿は【2014.04.01】に発行されたものです。
記事の原著は、こちらでご確認下さい。 ASTROM通信バックナンバー
 
 
こんにちは
ASTROM通信担当の橋本奈央子です。
 
待ちに待った桜の花が咲き始めましたが、いかがお過ごしでいらっしゃいますか?
 
さて今回は、FDAがアメリカ国内のGMP査察回数を減らす方針を打ち出したことについて取り上げたいと思います。
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
FDA、米国内の査察回数40%削減。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
アメリカのFDA(Food and Drug Administration :食品医薬品局)は、国内で定期的に実施しているGMP査察を40%削減し、海外の査察を増やすことを計画しています。
この新しい戦略は、アメリカに輸入される薬の質を向上すると共に、国内と海外の査察レベルを一致させることができると期待されているようです。
 
2014年~2015年度に計画されている海外査察件数は843件で、査察対象企業は、過去のコンプライアンス状況や、回収や有害事象を考慮したリスクベースの考え方に基づいて選ばれます。
特に、インドと中国の製造所は、今まで以上に念入りにチェックされることが予想されます。
 
出典:
 
実際、FDAの2014年度分として承認された予算には、FDAのグローバルな監視能力を強化してアメリカに輸入される食品と薬の安全性を向上させ、中国との貿易を増進するための投資が含まれています。

3ページ中 1ページ目

執筆者について

橋本 奈央子

経歴 株式会社プロス CSマネージャ
製薬企業向け生産管理システムの導入、バリデーション作業に従事。
コンピュータ化システムバリデーションにマンパワーをかけられない中小の製薬企業にて、バリデーション作業支援を実施。
規制当局のサイト等から、最新の規制動向や指摘事例を収集し、月2回ASTROM通信にてご提供。
※このプロフィールは掲載記事執筆時点での内容となります

連載記事

99件中 1-3件目

コメント

この記事へのコメントはありません。

セミナー

2025年7月2日(水)10:30-16:30~7月3日(木)10:30-16:30

門外漢のためのコンピュータ化システムバリデーション

2025年8月21日(木)10:30-16:30

GMP教育訓練担当者(トレーナー)の育成

CM Plusサービス一覧

※CM Plusホームページにリンクされます

関連サイト

株式会社シーエムプラス

本サイトの運営会社。ライフサイエンス産業を始めとする幅広い産業分野で、エンジニアリング、コンサルティング、教育支援、マッチングサービスを提供しています。

ライフサイエンス企業情報プラットフォーム

ライフサイエンス業界におけるサプライチェーン各社が提供する製品・サービス情報を閲覧、発信できる専門ポータルサイトです。最新情報を様々な方法で入手頂けます。

海外工場建設情報プラットフォーム

海外の工場建設をお考えですか?ベトナム、タイ、インドネシアなどアジアを中心とした各国の建設物価、賃金情報、工業団地、建設許可手続きなど、役立つ情報がここにあります。

※関連サイトにリンクされます