英国周遊ドライブ旅行記 2025【第4回】
ウェールズからリバプールへ (6~9日目)
はじめに
暑い夏もやっと終わりましたが、皆さんお元気でしょうか? 本年65歳になった私は、人間ドックの検査後、遂に高血圧だけではなく、コレステロールの薬も飲み始めました。耳鼻咽喉科でもらう去痰薬、アレルギー薬等も含めて朝、昼、晩それぞれに何かを飲まねばならないのですが、いつもどこかで飲み忘れてしまいます。
さて、今回は英国旅行6日目から9日目まで、すなわちプリマス(Plymouth)からダートムーア国立公園を経由し、ウェールズの海岸線からリバプールまでをご案内いたします。
1.プリマスからカーディフへ
6日目の出発地プリマス(Plymouth)からリバプール(Liverpool)までの道のりを図1に示します。約700kmの道のりでしたが、前半は国立公園とウェールズ海岸線の雄大な自然、後半はビートルズ発祥地リバプールで大いにエンジョイしました。

図1 6-9日目のドライブルート
経路:プリマス~ダートムーア国立公園~カーディフ~アベリストウィス~スランディドノ~リバプール
英国に入って6日目、6/2(火)の朝は6:15起床、6:30朝食、8:30にはホテルを出発しました。この日の最終地カーディフまでの240kmの距離と、途中立ち寄るダートムーア国立公園での滞在時間を考えてのことです。この国立公園は広さ954km2と広大で天気も良かったので、のどかな風景と奇岩のヘイトア・ロック(Haytor Rock)に自力で登ることを目標にしました。約1時間で公園の入り口Prince Townに着きましたが、ここでひと騒動ありました。
トイレに行きたくて我慢できなくなっていたのですが、ビジターセンターのオープンの10時までまだ30分あり、駐車場にあったトイレも使えなかったのです。うーん、男ならではの最後の手段かとおもっていたら、ちょうど通りがかりの散歩中の方が近寄ってきて、困っているなら近くのCoffee Shopと場所を教えてくれ、そこで緊急事態を脱しました。何も頼まずに青い顔をしてそちらに向かう私を見て、店の方は最初どう思われたでしょう? ということを本人は考える余裕もなくただひたすらでした。その後、すっきりした私は、あらためて余裕のある目で見たそのお店内部の可愛さと犬連れで来られている他のお客さんをみて、心が大変和みました。頼んだコーヒーとおまけのビスケット(Biscoff)でビジターセンターオープンまでゆっくりできました(写真-1)。
センターで国立公園のMapをもらい、午前中で急所を押さえたいと言うと、3か所紹介してもらいました。そのうち2つ、すなわちPost BridgeとHaytor Rockは、地球の歩き方での下調べと一致したので、即決しました。橋ものどかで可愛かったですが、途中で見かけた羊や馬、ポニーの放牧風景がとてもよかったですね。そうこうしているうちに12時を過ぎてしまったのですが、奇岩Haytor Rockに登ることはあきらめませんでした。ビジターセンターでは私でも簡単に登れると聞いたのですが、現地到着してみると高さは頂上まで約30mで、ロープも何もなく、岩の突起にしがみついて登るしかない箇所もあり、結構難しそうなのです。
そしてふと見ると、私と同様登る途上で5~6名、頂上にすでにたどり着いている2名程含めて、全員が40歳以下とみられる若者なのです。65歳の私が大丈夫かと自問自答して少しためらいましたが、ええい今更引き返せない、冒険やと挙行しました。結果は、途中、既に登っている若い女性(20歳台?)に上から引き揚げてもらいながらも、何とか頂上にたどり着きました。実はその際に右手のひら、左膝下を擦傷打撲してしまいましたが…。後で考えると、骨折等のリスクもあったのでやめておくべきだったと反省しました。なお、家内は最初から無理とわかっていたので、下で見学し、私の登頂の証拠写真をとってくれました(写真-1)。
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