英国周遊ドライブ旅行記 2025【第3回】

南海岸線800km縦走 (3~5日目)


はじめに
 いよいよ大阪万博も10/13に終焉ですね、皆さんはもう行かれましたか? 私は5月連休明けに一度行きました。その日は、30度を超えるような真夏を思わせる暑さの中、ゲート入場で1時間、イタリア館入場に2時間も待ったので、夕方5時には見切りをつけて、さっさと梅田の居酒屋直行でした。9月末に2回目の予約をしていますが、まだまだ昼間は暑く、平日でも20万人を超える人が入場しているそうなので、行くのが少し怖いです。
さて、今回は英国旅行3日目の南東海岸イーストボーン(Eastbourne)から5日目の最南西端コーンウォール半島のランズ・エンド(Land’s End)/ セネン・ビーチ(Senen Beach)までをご案内いたします。

1.イーストボーンからソールズベリーへ
 3日目の出発地イーストボーンから5日目のランズ・エンド(Land’s End)までの道のりを図1に示します。この間、曇り空が多かったのですが、雨にも全く遭遇せずに約800kmの南海岸線をゆったりと楽しみました。


図1 3-5日目のドライブルート
経路:イーストボーン~セブンシスターズ~ジュラシックコースト(ダードル・ドア)~ソールズベリー~シドマウス~プリマス~ペンザンス~ランズ・エンド岬~セネン・ビーチ~プリマス

 初日にしっかり眠れなかった教訓を生かし、2日目の夜は、日本でかかりつけ医に処方してもらった短時間型睡眠薬を服用したおかげで、朝食開始時間の8時近くまでぐっすり眠れました。朝食はいわゆるイングリッシュブレクファストの典型的なもので、この後も含めて全13日ほぼ同じ朝食メニューでしたが、夫婦共々、基本大好きなので毎回美味しくいただきました(写真-1 基本形:トースト、ベイクドビーンズ、スクランブルエッグor目玉焼き、マッシュルーム、ベーコン、ソーセージ、焼きトマト、ハッシュドポテト)。朝食後は24年の米国横断の時と同様、私は必ず10-15分のホテル周辺のウォーキングをしながら天候をチェックし当日の計画を練ること、その間家内は昼食を算段することと分担しました。

 3日目の最初の行先は、7つの頂をもつ白亜の断崖、セブンシスターズです。まずは、カントリーパークの事務所に行って、午前中の2-3時間で効率よく見学できる場所を尋ねると、セブンシスターズの西端に、駐車場も無料で、断崖近くまで徒歩で行ける場所(South Hill)を教えてくれました。風が強く少し寒かったのですが、丘の上にある駐車場から約10分間の下りの徒歩で、Cuckmere Havenと名付けられた白亜の断崖を真正面に見据えて徐々に大きく見えてくる光景は、サイドに見える羊の放牧とあいまって、英国らしい最高の景色を360度で贅沢に楽しみました(写真-1)。

 駐車場横のテーブルでのお昼ご飯は、昨夜の夕食の残りと朝食のサンドウィッチ調達で済ませたあとは、ユネスコの世界遺産に登録されているジュラシックコーストに向かいました。その海岸線エリアは150kmに亘り、断崖の地層では中生の恐竜の化石が多く見つかっているとのことでしたが、その中でもまさに恐竜が首を海の中に突っ込んでいるように見えるジュラシックコーストの名前が象徴的な場所、ダードル・ドアに行くことにしました。確かに恐竜にみえますよね(写真-1)! セブンシスターズからの距離は240km、4時間もかかってしまい、途中この旅最初のガソリン給油もしました。先に給油し、後で使用したステーションNo.を事務所キャッシャーで言ってカード支払いするシステムは、どこの給油所も同じでした(米国では給油機横設置の機械でのカード支払い)。一方、米国以上に単価は高かったですね、なんと£1.6(320円)/L也。ハイブリッド仕様のレンタカーでよかったとつくづく思いました。この日の宿泊は、大聖堂とストーンヘンジへのアクセスが良好という理由で前日に予約したソールズベリーでしたが、まだ90kmもあったので、ここでの見学は30分程度とし、3日目の宿泊地に到着したのは19時過ぎでしたが、21時ごろまで日が沈まないこともあり、ゆっくりと英国ビール、赤ワインとステーキを楽しみました。


写真-1  南海岸(3日目)のハイライト
上左:イーストボーンでの朝食、上右:South Hillからの徒歩途上から見えるセブンシスターズ断崖 
下左:ダードル・ドアの恐竜岩、下右:ソールズベリーのホテルから見た夕日(夜9時)

2.ソールズベリーからプリマスへ
 5/31(土)、4日目のソールズベリーの朝は、前日とは違って7時朝食オープンだったので、6時半に起床し、8;30にはホテルを出発して、有名な世界遺産のストーンヘンジへ向かいました。

 

 

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