《更新》【重要】 厚生労働省/医薬品の品質問題事案を踏まえた製造販売業者及び製造業者による品質管理に係る運用について

2022/05/02 ニューストピックス

※初出掲載(2022.04.28)

※追記更新(2022.05.02)

 

4/28付で厚生労働省医薬・生活衛生局監視指導・麻薬対策課から薬生監麻発0428第2号「医薬品の品質問題事案を踏まえた製造販売業者及び製造業者による品質管理に係る運用について」が発出されています。

『(前略)一連の事案における一部の製造販売業者では、その本来の役割を果たせていなかったとの指摘があり、特に、製造販売業者による製造業者に対する管理が不十分であったと考えられます。
こうしたことから、同様の事案の再発防止にあたっては、製造販売業者と製造業者が共に品質管理体制を整備し、適切な品質管理業務を行うとともに、製造販売業者と製造業者の間のコミュニケーションをより密にし、医薬品の品質確保という共通の目標に向けた相互連携を行う必要があります。
このような背景も踏まえ、下記のとおり、製造販売業者及び製造業者が取り組むべき事項について示すこととしました。』
とあります。

少なくとも、監麻課が怒り心頭だということはヒシヒシと感じます。

詳細は、下記URLの通知をご参照ください。
薬生監麻発0428第2号「医薬品の品質問題事案を踏まえた製造販売業者及び製造業者による品質管理に係る運用について
http://www.toku-seiyakukyo.jp/data/drug_news/2022/1_16511191726209.pdf

 

【5/2付追記更新】
上記にお伝えした、薬生監麻発0428第2号「医薬品の品質問題事案を踏まえた製造販売業者及び製造業者による品質管理に係る運用について」ですが、5/2付で厚生労働省のウェブサイトに掲載されました。
興味のある方は、下記URLの事務連絡をご参照ください。
https://www.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T220502I0050.pdf

執筆者について

古田土 真一

経歴

GMDPコンサルタント(Pharmaceutical Quality Science Advisor)

1979年より田辺製薬(株)(現田辺三菱製薬)にて合成探索研究、プロセス・工業化研究、CMCプロジェクト開発、治験薬QA、コーポレートQAを歴任。2008年より武州製薬(株)にてQA/QCの管理監督。2009年より中外製薬(株)にて治験薬・医薬品のQA業務・品質システムを改革推進。2013年よりアステラス・アムジェン・バイオファーマ(株)にてCMC・Supply Chain・QAの長として業務構築。2015年より三井倉庫ホールディングス(株)にてヘルスケア製品の事業開発アドバイザーとして業務構築。2015年9月より (国立研究開発法人) 国立精神・神経医療研究センター/トランスレーショナル・メディカルセンター臨床研究支援部アドバイザーとして医薬品開発を、また2022年11月からジェダイトメディスン(株)の品質アドバイザーとして医薬品上市を支援中。
医薬品の開発から上市・保管・流通までを品質の側面から一貫した経験を活かし、GMDPコンサルタントとしてGood Practicesの支援依頼に対応中。

※このプロフィールは掲載記事執筆時点での内容となります

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