EU/EU-GDP施行の現状

2016/06/21 ニューストピックス

6/21付のECA/GMP Newsに「Current Issues of GDP Oversight」と題したEU-GDPの現状と課題についての紹介記事が掲載されています。
あくまでEU圏内での話であり、“卸売販売業者(wholesaler)”の業務自体が必ずしも日本と同じではなく、かつ医薬品流通には社会事情や交通事情が反映するため、どこまで参考になるかは不明です。

EU-GDP施行における現状については、下記の3点に分けて述べています。
1) Deliveries by the internet pharmacies
2) Pharmacies as wholesalers
3) Certificates of GDP Compliance

興味のある方は下記URLからECA/GMP News記事をご参照ください。
http://www.gmp-compliance.org/enews_05394_Current-Issues-of-GDP-Oversight.html

本邦においても、「日本版GDPガイドライン」の発出を目指し、平成28年度厚生労働科学研究・分担研究を開始しており、その一環として日本製薬団体連合会から4/20付でアンケート調査が実施されました(4/27付で締め切られています)。

なお、筆者の宣伝のようになってしまいますが、本年6/29のインターフェックスジャパン/専門技術セミナー「IPJ-1:PIC/S GMP/GDPの最新動向 ~求められる品質保証に向けて~」において、『わが国におけるGDPの現状と課題について』と題した講演を行います。
本邦におけるGDP関連の現状を知りたい方はご聴講ください(申し訳ありませんが有料です)。
詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.interphex.jp/Conference/Technical-Conference-Program/

執筆者について

古田土 真一

経歴

GMDPコンサルタント(Pharmaceutical Quality Science Advisor)

1979年より田辺製薬(株)(現田辺三菱製薬)にて合成探索研究、プロセス・工業化研究、CMCプロジェクト開発、治験薬QA、コーポレートQAを歴任。2008年より武州製薬(株)にてQA/QCの管理監督。2009年より中外製薬(株)にて治験薬・医薬品のQA業務・品質システムを改革推進。2013年よりアステラス・アムジェン・バイオファーマ(株)にてCMC・Supply Chain・QAの長として業務構築。2015年より三井倉庫ホールディングス(株)にてヘルスケア製品の事業開発アドバイザーとして業務構築。2015年9月より (国立研究開発法人) 国立精神・神経医療研究センター/トランスレーショナル・メディカルセンター臨床研究支援部アドバイザーとして医薬品開発を、また2022年11月からジェダイトメディスン(株)の品質アドバイザーとして医薬品上市を支援中。
医薬品の開発から上市・保管・流通までを品質の側面から一貫した経験を活かし、GMDPコンサルタントとしてGood Practicesの支援依頼に対応中。

※このプロフィールは掲載記事執筆時点での内容となります

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