【第25回】デジタルヘルスで切り拓く未来

「未来の医療と責任」
●要旨
急速なテクノロジーの発達と同時に私たちはじっくり考える必要があります。特に国際的な連携や対話についてです。大阪・関西万国博覧会では、たくさんのパビリオンの中で「国際機関館」パビリオンがその姿勢と仕組みを見せています。医療においてもRRI(責任ある開発)やプラネタリーヘルスの観点が必要です。環境に目を向け、エネルギーのあり方に目を向け、さらに、安全保障上の問題にも心を配る必要があり、私たちは多様なステークホルダーと対話の機会を必要としています。
●はじめに 急激に進むテクノロジーと私たち
万博の賑わいがニュースになる一方で、人工知能に関するニュースも盛んです。急激に進むテクノロジーを目の当たりにしながら、万博会場で将来ビジョンを眺める機会は、いろいろなことを考えさせられます。例えば科学技術の発達と人間の尊厳や、持続性です。2025年の万博は、SDGs(持続可能な開発目標)の要素がたくさんあります。テクノロジーの一方で様々な環境への配慮、多様性など枚挙に遑がありません。「責任ある開発 RRI(Responsible Research Initiative)」も大事な姿勢です。いくつかの国際的な組織がパビリオンの中で姿勢をはっきりと示していました。とても大切なことだと思いますので、じっくりみていきましょう。
<図表> 対話の機会が必要
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