封じ込め: OEB と OEL の違い

2024/07/31 ニューストピックス

7/31のECA/GMP Newsが「Containment: What is the Difference between OEB and OEL」と題する記事を掲載しています。

タイトルを直訳すると、「封じ込め: OEB と OEL の違い」といったところでしょうか。

ちなみに、OEBは「Occupational Exposure Bands(職業暴露バンド)」の略で、特に吸入暴露に関して、その危険性または毒性に基づいて物質を分類する方法です。筆者の認識では、高活性医薬品なおいては、次に示すOELで示されることが多いと思います。

OELは、「Occupational Exposure Limits(職業暴露限界)」 の略で、「許容暴露限界」とも言われることが多いかと思います。従業員が仕事中に危険物質にさらされる許容限度値を定量化したものです。これらの限界は通常、ppm または µg/m3 または mg/m3 で表され、物質の毒性データと、健康への影響の可能性に関する現在の知識に基づいています。

関係者及び興味のある方は、下記URLのニュース記事をご参照ください。
https://www.gmp-compliance.org/gmp-news/containment-what-is-the-difference-between-oeb-and-oel

 

執筆者について

古田土 真一

経歴

GMDPコンサルタント(Pharmaceutical Quality Science Advisor)

1979年より田辺製薬(株)(現田辺三菱製薬)にて合成探索研究、プロセス・工業化研究、CMCプロジェクト開発、治験薬QA、コーポレートQAを歴任。2008年より武州製薬(株)にてQA/QCの管理監督。2009年より中外製薬(株)にて治験薬・医薬品のQA業務・品質システムを改革推進。2013年よりアステラス・アムジェン・バイオファーマ(株)にてCMC・Supply Chain・QAの長として業務構築。2015年より三井倉庫ホールディングス(株)にてヘルスケア製品の事業開発アドバイザーとして業務構築。2015年9月より (国立研究開発法人) 国立精神・神経医療研究センター/トランスレーショナル・メディカルセンター臨床研究支援部アドバイザーとして医薬品開発を、また2022年11月からジェダイトメディスン(株)の品質アドバイザーとして医薬品上市を支援中。
医薬品の開発から上市・保管・流通までを品質の側面から一貫した経験を活かし、GMDPコンサルタントとしてGood Practicesの支援依頼に対応中。

※このプロフィールは掲載記事執筆時点での内容となります

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