GMP製造現場ワンポイントアドバイス【14】

自分の指摘に責任を持て!

■本稿の読み方
筆者が医薬品製造・品質の現場で経験してきたことをベースに、現場で頑張る皆さんのお役に立ちそうなポイントをまとめていきます。一部事例も含めますが、創作も含めて一般化しています。あくまで一例としてとらえ、自社運用に照らし合わせて考えるきっかけとなると嬉しいです。
おおよそ月に1回のペースで掲載していきますので、ぜひ、隣の席の方、グループ、チームメンバーで読み合わせ、継続的改善に繋がるディスカッションのネタとしてご利用ください。

 

部下の面倒は、五人まで

どんな優秀な人材でも、部下は五人が限界です。必ず手薄になります。上司のやることは「見守り」です。部下が自分を評価していると考えるべきです。だから、陰口を聞いた時は「自発的コミュニケーション」の欠落です。部下に歩み寄り「積極的に現場に」行動しなさい。PC事務に逃げたら失格です。五人面倒体制を構築すれば、部下は自分の部下、五人を面倒見ます。その集まりが会社だと、私は思います。GMPやEHSなども五人体制を核に、品証を育てるべきです。安易な考えで組んだ組織図を見受けます。調査員は組織図を基に人数配置を調べ、その製造所(事業所・会社)の実効性を見極めることを二回目からはやるべきです。

自分の指摘に責任を持て!

言い放し指摘の監査/調査に振り回される製造所を見受けます。「こうしなさい」でなく「不都合をお伝え、皆さんで考えてもらう」が基本です。そうしないと、良い医薬品を患者様に届ける良いパートナーシップを築けません。もし、上から目線で自分の所見で指摘するなら「説明→理解→実行(サポート)」をするべきです。責任を持たない指摘はありません。よく先輩に教育されました。「自分の指摘に責任を持て!」「個人の利己より、皆の利他が最善です」
※悪い事例:「包装工程につなぎ着用の指摘」…指摘根拠(法令/GL)無。調査員のレベルを疑います。
※「包装工程につなぎ・ゴーグル着用」化粧品や健康食品でお客様から要求するようです。「しないと仕事もらえない」。

DIYエアーシャワー

下請け会社さんが、エアーシャワー設置の指摘に対して、お金の問題で素人DIYや図面を手に入れて制作された事例を2例紹介します。

  1. ホームセンターでコンプレッサーとエアーガン・ホースを購入。なんと木材・ビニールシートで小部屋(電話ボックスみたい)をDIYした和風?エアーシャワーを拝見しました。涙ぐましい努力に感服しました。
  2. なんと10名対応のエアーシャワーです。管理者にお伺いしたところ、ある図面を手に入れて、畳四畳くらいのインターロック(自動扉)を製作されていました。この会社の強みであるDIY技術は凄いです。

※知人から聞いた昔の話ですが、発酵技術のお客様から、畳一畳の電子レンジ制作の依頼があったとのこと。菌汚染対応かと予想されます。

 

 

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