製薬会社MRとは一体何か?【第13回】

GMP Platformには13回目の記載となります。
塩野義製薬MR→コントラクトMRからヘルステック企業を経て起業し、現在はYou Tubeチャンネル(にしまファーマ) を運営しながら、医療系人材紹介会社を経営しております。

本日は私のMR時代を振り返り、医師との面談の中で雑談がハマり処方が伸びた話をしてまいります。

<医師との面談で雑談にも注力していた>
20代前半の頃は特に先生との面会時間をどれだけ伸ばせるかを考えていました。
自社製品の話だけでは話を聞いてもらえないので、まずは先生の好きな話題で心を開く作戦を立てていました。

1回の面会につき、1つの雑談。自分でこのKPIを持って活動していたのです。
もちろん、場面を見ながらですが先生の好きな話題を振るようにしていました。

<雑談で意識していたこと>
雑談をするにあたって意識していたポイントは二つ。
一つ目が、先生の好きなものに対する知識の深さ。相手の方が詳しい分野について、自分も詳しく知っているように見せるか、見せ方を意識していました。
二つ目が、先生のことを知ろうとしている「可愛げ」。可愛げに関しては、先生と仲良くしようとしている姿勢を見せることで、可愛がってもらえるのではないかと考えていました。若気の至りです。

<釣り好きの先生に可愛いがられた話>
担当先で患者さんの数が非常に多いものの、攻略できていなかった先生がいました。
患者さんも多いためにゆっくり面談の時間が取れず、新薬の話になっても話を聞いているのか聞いていないのか分からないくらいのスタンスでした。

雑談の方が乗ってくれる雰囲気はあったので、通常の訪問をしていても突破口がないと考えた私は、先生の好きなこと、趣味の話を広げる戦略を取りました。
施設の事務長さんに、先生の好きなものや趣味がないか相談したところ、釣りが好きで毎週のように行っていることを事務長から聞きました。

釣りが好きで、自宅の一室にルアーコレクションやルアーセットを並べている話も聞きました。
そこで私も先生と同じ釣り好きであることをアピールして、先生との距離をもう一段階詰めようと考えました。

先生との雑談を通じて、通常の面会以外の時間で話すこと。
特別な面談の機会をもらうしかないと考え、釣り好きの友人に魚釣りを教えてもらいました。

当時回っていたエリアに仲の良い他社MRがいたので、先生の次回の面談までに釣りを教えてもらうことに。
釣り竿を買い、ルアーを買い、季節毎の釣れる魚を教えてもらいました。

私の担当エリアが愛知県豊橋市で、当時の季節が夏でしたので、キスやイワシを狙いに近くの静岡県の浜名湖に釣りに行く日々が始まります。

(こうして、先生との面談のネタにするために趣味を増やす活動を初めたのですが、熱心なMRはこうして泥臭い活動をしています。)

他社MRのお陰で、1回目からキスを釣ることができ、釣りの戦績に関しては上出来でした。
そして、毎週のように釣りに行き、毎週のように先生に釣った魚を見せる面会が始まりました。

 

 

執筆者について

経歴 ※このプロフィールは掲載記事執筆時点での内容となります

連載記事

コメント

コメント

投稿者名必須

投稿者名を入力してください

コメント必須

コメントを入力してください

セミナー

eラーニング

書籍

CM Plusサービス一覧

※CM Plusホームページにリンクされます

関連サイト

※関連サイトにリンクされます