EMA/英国EU離脱に対する現時点の見解

2016/07/07 ニューストピックス

英国のEU離脱のニュースも少し治まって来た感がありますが、今般EMAから7/6付でEMAとしての現時点の見解が正式に発表されています
Statement on the outcome of the UK referendum」と題する通知ですが、EMA本部(現在はロンドン所在)を移転するか否かは各参加国の意見に基づいて決定するというもので、当面は現状維持になると思われます。
本正式見解については下記URLをご参照ください。
http://www.ema.europa.eu/ema/index.jsp?curl=pages/news_and_events/news/2016/07/news_detail_002566.jsp&mid=WC0b01ac058004d5c1
 
あくまで現時点では英国の国民投票の結果としてEU離脱が勝ったというだけで、正式にEU離脱が決定されたわけではないので当然と言えば当然の話と考えます。
 
本正式見解に合せて、7/6付でRAPSが「EMA on Brexit: New Headquarters Locale Will be Decided by Member States」と題する記事を掲載しています。
興味のある方は合せてご参照ください。
http://raps.org/Regulatory-Focus/News/2016/07/06/25278/EMA-on-Brexit-New-Headquarters-Locale-Will-be-Decided-by-Member-States/
 
ちなにみ、事の発端となった英国国民投票によるEU離脱に係るGMP Platformトピックについては、6/25付(最終更新6/30付)のトピック「英国MHRA/EU離脱でどうなる?をご参照ください。
 

執筆者について

古田土 真一

経歴

GMDPコンサルタント(Pharmaceutical Quality Science Advisor)

1979年より田辺製薬(株)(現田辺三菱製薬)にて合成探索研究、プロセス・工業化研究、CMCプロジェクト開発、治験薬QA、コーポレートQAを歴任。2008年より武州製薬(株)にてQA/QCの管理監督。2009年より中外製薬(株)にて治験薬・医薬品のQA業務・品質システムを改革推進。2013年よりアステラス・アムジェン・バイオファーマ(株)にてCMC・Supply Chain・QAの長として業務構築。2015年より三井倉庫ホールディングス(株)にてヘルスケア製品の事業開発アドバイザーとして業務構築。2015年9月より (国立研究開発法人) 国立精神・神経医療研究センター/トランスレーショナル・メディカルセンター臨床研究支援部アドバイザーとして医薬品開発を、また2022年11月からジェダイトメディスン(株)の品質アドバイザーとして医薬品上市を支援中。
医薬品の開発から上市・保管・流通までを品質の側面から一貫した経験を活かし、GMDPコンサルタントとしてGood Practicesの支援依頼に対応中。

※このプロフィールは掲載記事執筆時点での内容となります

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