経歴 東邦大学薬学部卒、東邦大学大学院薬学研究科修了。基礎研究と臨床研究の二足のわらじを履きこなす。2004年持田製薬株式会社医薬開発部に入社し、第I相から第III相のモニタリング業務や総括報告書の作成、アウトソーシングの運用等の開発業務を経験。2011年より成田赤十字病院薬剤部へ入職。医薬品調剤、抗癌剤混注、病棟薬剤管理指導などの業務と平行し、治験や市販後調査関連業務の管理を行っている。
2014/06/09 AD その他
製薬メーカーと臨床現場とのギャップ【第4回】
0.はじめに 「先生、新しい適応が追加となりましたので、添付文書が改訂となりました。つきましては全例調査となりますので、製造販売後調査の契約のお手続きをお願いしたいのですが...」 第1回でご紹介した新規医薬品の承認のお知らせと同様、病院の薬剤部ではしばしば見かける光景です。新しい適応が追加されたと
2013/11/25 AD その他
製薬メーカーと臨床現場とのギャップ【第3回】
0.はじめに 「先生、この有害事象の転帰と治験薬との因果関係について、カルテに記載してください。」 CRCと治験責任医師との間でしばしば行われるやりとりです。医師は「なんでこんなことまで書かなきゃいけないんだ」と言い、CRCは「決まりなので」と返す。どちらも釈然としない気持ちで業務が進んで行く。忙し
2013/10/07 AD その他
製薬メーカーと臨床現場とのギャップ【第2回】
0.はじめに 「先生、先日お話しした治験薬をお持ちしました。調査票は1枚●●万円でよろしかったですよね。良いデータをよろしくお願いします。」 このようにしてMRさんが治験薬と菓子折り持ってやってくる。医師は直接お金を受け取り自分の財布へしまい、治験薬のデータを作る。MRも受け取ったデータが真実かどう
2013/09/09 AD その他
製薬メーカーと臨床現場とのギャップ【第1回】
0.はじめに 「新しい薬が発売になりました。●●科の▲▲先生から使いたいとの要望がありましたので、採用の手続きをお願いします。」 ある日、薬剤部にMRさんが嬉しそうにやってきました。病床数の多い大規模な病院で採用されれば使ってもらえる患者数も多く、その分売り上げも増えますのでMRさんも嬉しいでし