GMP製造現場ワンポイントアドバイス【15】

自分の指摘に責任を持て!

■本稿の読み方
筆者が医薬品製造・品質の現場で経験してきたことをベースに、現場で頑張る皆さんのお役に立ちそうなポイントをまとめていきます。一部事例も含めますが、創作も含めて一般化しています。あくまで一例としてとらえ、自社運用に照らし合わせて考えるきっかけとなると嬉しいです。
おおよそ月に1回のペースで掲載していきますので、ぜひ、隣の席の方、グループ、チームメンバーで読み合わせ、継続的改善に繋がるディスカッションのネタとしてご利用ください。


地震報道を見るたびに不安を感じている。寝床にスニーカーと帽子、電灯を用意しました。インフルエンザ対策のための、うがい、手洗い、アルコール消毒、マスク着用も、皆さん、ご対応ください。

モンゴルの訪問客(政府役人)

国外のお客様が会社にお越しになることもあります。その日は、査察でなく見学者がある、と倉庫事務所に一報ありました。通常、課長が対応するのですが、「君、頼むよ。」と言われ、不思議に思い、「お客様はどなた?」と問いかけると「モンゴルの役人」だと言うではないですか。準備もなくお待ちしました。女性の役人で民族衣装(着物のような)を着ていて、通訳さんもいらっしゃいました。30分程度でしたが、一生懸命説明・質問回答したところ、笑みを見せていただきました。あまり経験しないことです。

欧州VS米国の企業監査の違い

まだ、弊社がグローバル先駆けの頃 輸出増進のために諸外国の会社に監査を受けました。その際の日本の監査と大きく違う点を紹介します。米国は、c-GMPに沿って現場で質問し、指摘をしていきます。欧州の会社は、クローズミーティング時に指摘してきます。油断するとえらいことになります。秋の監査では、指摘の回答を「クリスマスプレゼントとして楽しみにします」と言われました。(苦笑)

品質・納期・コストの順番

昨今の不祥事から、コスト・納期・品質の順番が品質・納期・コストに変わったと思います。やっと、品質第一を感じてもらえたのでしょう。納期・コストは、品質ありきの条件です。ここで、感じてほしいことがあります。今皆さんは、「良品生産」していますか?良品を生産していれば、すべて解決なのです。ここに目をそらして検査だらけにしてはいけません。この事柄が生き残りの必須条件になると思います。ある監査員は、検査員に「今、良品をつくっているの?」と皮肉な言葉を掛けていたのを思い出します。我々の業界は、不良品を絶対に出荷することができません。「良品生産」について考えましょう。調査員は、製造所の収量や廃棄物詳細を監視することで納期・コストの原因が見えます。

 

 

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