厚生労働省/薬剤耐性(AMR)対策について

2016/10/11 ニューストピックス

10/11付で厚生労働省から「薬剤耐性(AMR)対策について」と題するPress Releaseが発出されています。
 
本行動対策は、2015 年5月の世界保健総会での薬剤耐性(AMR:Antimicrobial resistance)に関するグローバル・アクション・プランの採択に基づき、加盟各国が2年以内に薬剤耐性に関する国家行動計画を策定することによるものです。
 
厚生労働省においては、「 薬剤耐性に関する検討調整会議 」を設置、関係省庁とも議論及び調整を行い、2016年4月5日に、我が国として初めてのアクションプランが決定されています。
今後、「適切な薬剤」を 「必要な場合に限り」、 「適切な量と期間」使用することを徹底するための国民運動を展開するなど、 本アクションプランに基づき関係省庁と連携し、 効果的な対策を推進していくとのことです。
 
詳細については、下記URLのPress Release及びウェブサイト内のリンクファイル等をご参照ください。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000120172.html
 
ちなみに、薬剤耐性関連のGMP Platformトピックスとしては、以下のようなものをお伝えしていますので、興味のある方は、合せてご参照ください。
・9/22付トピック「WHOUNによる耐性菌の撲滅宣言
・9/7付(9/8付、9/9付更新)トピック「PMDA抗菌薬開発促進に向けたEMA-FDA-PMDA対面会合の議事サマリー
 
 

執筆者について

古田土 真一

経歴

GMDPコンサルタント(Pharmaceutical Quality Science Advisor)

1979年より田辺製薬(株)(現田辺三菱製薬)にて合成探索研究、プロセス・工業化研究、CMCプロジェクト開発、治験薬QA、コーポレートQAを歴任。2008年より武州製薬(株)にてQA/QCの管理監督。2009年より中外製薬(株)にて治験薬・医薬品のQA業務・品質システムを改革推進。2013年よりアステラス・アムジェン・バイオファーマ(株)にてCMC・Supply Chain・QAの長として業務構築。2015年より三井倉庫ホールディングス(株)にてヘルスケア製品の事業開発アドバイザーとして業務構築。2015年9月より (国立研究開発法人) 国立精神・神経医療研究センター/トランスレーショナル・メディカルセンター臨床研究支援部アドバイザーとして医薬品開発を、また2022年11月からジェダイトメディスン(株)の品質アドバイザーとして医薬品上市を支援中。
医薬品の開発から上市・保管・流通までを品質の側面から一貫した経験を活かし、GMDPコンサルタントとしてGood Practicesの支援依頼に対応中。

※このプロフィールは掲載記事執筆時点での内容となります

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