面白エピソードからみる輸送物流【第5回】

 一緒に某時計ブランドを担当していた先輩がいよいよ2か月の予定で香港へ出張へと旅立っていきます。
 となると全社的にも売り上げ、利益がBEST5に入っているこの会社を入社1年目の若造一人ですべて担当する事になったんです。
 実は輸出する向け地によってどこの業者を使うか決まって無かったのですが、これは有償の出荷だけで無償の貨物の出荷は別にどの業者を使っても良かったのですが、暗黙の了解で有償貨物と同じ振り分けになっていました。
 筆者はピチピチの若手という事もあり、週2~3回は某時計ブランドの女性社員達と飲みに行ってて、ある時に無償貨物は実はどの業者を使っても良い事を聞きつけたのです!

 そうなるとガツガツと血気盛んな年ごろの筆者はどうやって無償貨物を回してもらうかと考え出したのです。
 まぁ結論は各エリア担当(ここではヨーロッパ、アメリカ(南米含む)、アジア)が分かれていて、各担当の女性と毎晩のように飲みに行って無償の貨物で筆者に回せるものは回してもらうようにお願いして、無事(?)に貨物の取り扱い量を増やしたのでした。
 でも毎晩となるとそれは金銭的につらく結果、上京に伴って持って来ていたサーブボード x 3、ウェットスーツ x 5を近くのサーフショップに売って何とかしのぐことが出来ましたが、学生時代には大会にも出ていたサーフィンを社会人1年目に出来なくなるというオチが付いてきました。

 まぁ長年平和だった各業者同士の棲み分けを潰すつもりは無かったのですが、某運送会社の担当課長が来た時には、かなりあーだ、こーだと言われましたが運送会社さんは取り扱いが多かったので、表立って問題になる事は無かったです。

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