厚生労働省/第十八改正日本薬局方における医薬品各条に掲げた日本名別名の削除

2018/03/08 ニューストピックス

3/7付で厚生労働省医薬・生活衛生局医薬品審査管理課から事務連絡「第十八改正日本薬局方における医薬品各条に掲げた日本名別名の削除についてが発出されています。
 
事務連絡の趣旨は、(ほとんど通知記載に近いですが)以下の通りです。
 
第十五改正日本薬局方において医薬品日本名命名法が変更された。当該命名法に従って命名された日本名が平成18年3月31日以前の医薬品の一般的名称(以下、JANという)と異なるものについては、そのJANを第十七改正日本薬局方医薬品各条の日本名別名として収載することにした。
 
これら日本名別名については、平成18年9月11日付厚生労働省医薬食品局審査管理課事務連絡「第十五改正日本薬局方の制定に伴う医薬品等の承認申請等に関する質疑応答集(Q&A)についてのQA1において、「今後、日本名別名が削除された場合には、その名称は使用することができなくなるので、できる限り承認書等にて使用している名称は日本名へ変更される事が望ましい」とされた。
 
今般、PMDAの日本薬局方原案検討委員会において、第十八改正日本薬局方で削除する日本名別名を検討しており、PMDA ウェブサイトにおいて、平成30 年3 月1 日付けで削除候補の日本名別名に関する意見募集を行っているのでご留意いただきたい。』
 
関係者にあってはご注意ください。
 
詳細は、下記URLの事務連絡をご参照ください。
http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T180308I0050.pdf
 

執筆者について

古田土 真一

経歴

GMDPコンサルタント(Pharmaceutical Quality Science Advisor)

1979年より田辺製薬(株)(現田辺三菱製薬)にて合成探索研究、プロセス・工業化研究、CMCプロジェクト開発、治験薬QA、コーポレートQAを歴任。2008年より武州製薬(株)にてQA/QCの管理監督。2009年より中外製薬(株)にて治験薬・医薬品のQA業務・品質システムを改革推進。2013年よりアステラス・アムジェン・バイオファーマ(株)にてCMC・Supply Chain・QAの長として業務構築。2015年より三井倉庫ホールディングス(株)にてヘルスケア製品の事業開発アドバイザーとして業務構築。2015年9月より (国立研究開発法人) 国立精神・神経医療研究センター/トランスレーショナル・メディカルセンター臨床研究支援部アドバイザーとして医薬品開発を、また2022年11月からジェダイトメディスン(株)の品質アドバイザーとして医薬品上市を支援中。
医薬品の開発から上市・保管・流通までを品質の側面から一貫した経験を活かし、GMDPコンサルタントとしてGood Practicesの支援依頼に対応中。

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